水出しコーヒーをお茶パックで自作する方法とは?美味しい作り方を解説
コーヒーの粉を水に浸すだけで作れる水出しコーヒー(コールドブリュー)は、まろやかな口当たりとスッキリした味わいが魅力です。
しかし、「専用のポットや抽出器具がない」と諦めている方も少なくありません。
実は、スーパーなどで買える「お茶パック」さえあれば、特別な道具がなくても手軽に水出しコーヒーを作れます。
この記事では、お茶パックを活用した手軽な作り方と、失敗しないためのちょっとしたコツを初心者向けに解説します。
- 専用器具不要でお茶パックを使って1回あたり約50円で水出しコーヒーを自作できる
- 水と粉の黄金比率は1対12がベストで、抽出時間は約8時間が目安となる
- 編集部が実践した結果、軟水ミネラルウォーターを使うとカルキ臭が格段に消える
水出しコーヒーをお茶パックで自作するメリット
お茶パックを使った水出しコーヒーには、専用器具にはない手軽さと味わいの特徴があります。
どのようなメリットがあるのか、具体的に解説します。
- 専用の抽出器具が不要で後片付けも手軽に行える
- まろやかで苦味が少ないスッキリとした味わいになる
専用の抽出器具が不要で後片付けも手軽に行える
専用のボトルやストレーナーを買わなくても、手持ちの麦茶用ピッチャー等で代用できるのが嬉しいところです。
初期費用を最小限に抑えられ、1回あたり約50円で楽しめるのは、おうちカフェ初心者にとって大きな魅力です。
100円ショップで手に入る不織布のお茶パックに粉を詰めるだけなので、誰でもその日のうちに挑戦できます。
抽出が終わったら、パックごとゴミ箱に捨てるだけで面倒な粉の片付けが完了します。
洗い物が少なく済むため、家事の負担を減らしたい方に向いている手法です。
まろやかで苦味が少ないスッキリとした味わいになる
熱湯ではなく低温の水でじっくりと抽出することで、雑味やエグみが出にくい傾向にあります。
お湯で淹れたときのような尖った酸味が抑えられるため、ストレートでも飲みやすいと感じる方が多いです。
コーヒー豆本来の甘みや香りが引き出されて口当たりがまろやかになり、すっきりとしたクリアな後味は夏の水分補給にも役立ちます。
お茶パックで水出しコーヒーを自作する手順
ここでは、実際に美味しいアイスコーヒーを作るための手順と必要なものを整理しました。
初心者の方でも迷わず作れるよう、3つのステップに分けて具体的に解説します。
- 専用の道具は使わず深煎りのコーヒー豆を選ぶと失敗しない
- 粉が膨張するためお茶パックの半分程度の量に留める
- 冷蔵庫に入れて8時間じっくりと抽出する
専用の道具は使わず深煎りのコーヒー豆を選ぶと失敗しない
「専用のポットがないから作れない」と悩む必要はありません。
水出しコーヒーを作るために必要な道具は、とてもシンプルです。
水、コーヒー粉、お茶パック、そして保存容器を用意してください。
蓋がしっかり閉まる麦茶ポットなどがあれば、それだけで準備は完了です。
豆の焙煎度合いは、酸味が抑えられるフレンチローストなどの「深煎り」を選ぶと失敗が少なくなります。
豆の挽き目については、少し粗めの「中細挽き〜中挽き」が推奨されることが多いです。
粉が膨張するためお茶パックの半分程度の量に留める
粉を詰める際、限界まで一杯に詰め込んではいけません。
水を含むと粉が膨張するため、パックの半分程度の量に留めておくのが漏れを防ぐ秘訣といえます。
もし微粉が気になる場合は、お茶パックを二重にするというテクニックも役立ちます。
二重にすると粉がこぼれにくくなり、液体の濁りがかなり軽減されました!
しっかりと口を折り返して、抽出中に中身が飛び出さないようにしてください。
冷蔵庫に入れて8時間じっくりと抽出する
パックを容器に入れたら、静かに分量の水を注ぎ入れてください。
そのまま冷蔵庫に保管し、およそ8時間ほど待つだけで完成となります。
夜寝る前に仕込んでおけば、翌朝には冷たくて美味しいコーヒーが仕上がります。
特別な技術を必要とせず、待つだけで喫茶店のような味わいが楽しめるのは大きなメリットです。
自作した水出しコーヒーを美味しくするコツ
少しの工夫で、おうちカフェのクオリティは大きく引き上がります。
当編集部で実際に試して分かった、失敗しないための具体的なコツを解説します。
- 粉と水の黄金比率は1対12を目安にする
- カルキ臭のない軟水のミネラルウォーターを使用する
- 過抽出を防ぐために時間になればお茶パックを取り出す
粉と水の黄金比率は1対12を目安にする
水出しコーヒーの美味しさは、水と粉の比率で決まるといっても過言ではありません。
水と粉のバランスは、コーヒーが薄すぎたり濃すぎたりする原因になるため重要です。
当編集部で数パターンを検証した結果、コーヒー粉1に対して水12の割合が最もバランスの良い味わいとなりました。
水と粉の比率は1:12がベスト
たとえば、粉が25gなら水は300ml、粉が50gなら水は600mlという計算です。
この比率を基準にして、お好みで濃さを少しずつ微調整していくのがおすすめ。
カルキ臭のない軟水のミネラルウォーターを使用する
水道水でも作れますが、日によってはカルキ臭がコーヒーの風味を邪魔してしまうことがあります。
よりクリアな味を追求するなら、市販の軟水ミネラルウォーターか浄水器を通した水を使用すると、より美味しく仕上がります。
なお、水出しコーヒーの抽出メカニズムに関する基礎知識は、各コーヒー専門サイトの記事も参考になります。
硬水を使うと苦味が強く出やすくなるため、日本の水に近い「軟水」を選ぶのがコツ。
過抽出を防ぐために時間になればお茶パックを取り出す
夜に仕込んで、翌日の夕方までそのまま放置してしまうケースは少なくありません。
しかし、抽出時間が長すぎると、エグみや渋みが溶け出して風味が損なわれてしまうため注意が必要です。
好みの濃さになった時点で、必ずパックを取り出しておくことが大切です。
パックを絞ると雑味が落ちてしまうので、そのままスッと引き上げてください。
自作した水出しコーヒーの適切な保存方法
抽出したコーヒーを最後まで美味しく飲み切るためのポイントを解説します。
風味を落とさずに楽しむための、適切な保管期間と保存のコツをまとめました。
- 抽出後は冷蔵庫で保存して2日以内に飲み切る
- 他の食品の匂い移りを防ぐため密閉できる容器を使用する
抽出後は冷蔵庫で保存して2日以内に飲み切る
長持ちしそうなイメージがあるかもしれませんが、実は注意が必要です。
熱を加えない水出しコーヒーは、酸化が進みにくいため比較的長持ちする傾向にあります。
とはいえ、パックを取り出した後も冷蔵庫で保管し、2日以内には消費するのが安全です。
常温で放置すると雑菌が繁殖しやすくなるため、出しっぱなしは避けてなるべく早めに飲み切るようにしてください。
他の食品の匂い移りを防ぐため密閉できる容器を使用する
冷蔵庫を開けたとき、コーヒーから別の食品の匂いがした経験はありませんか?
コーヒーの液体は匂いを吸着しやすいため、そのまま置いておくと冷蔵庫内の匂いが移ってしまいます。
風味を損なわないよう、保存容器は必ずパッキン付きなどの密閉できるものを選んでください。
もしどうしても数日以内に飲みきれない場合は、製氷皿に入れてコーヒー氷にしておくのも一つの手です。
専用のガラスポットなどを活用すれば、見た目にも涼しく衛生的に管理できるでしょう。
自作した水出しコーヒーの牛乳アレンジ術
抽出時間が長すぎて苦味が強くなってしまった場合でも、捨てる必要は全くありません。
失敗を活かして別の美味しさを引き出す、牛乳を使ったアレンジ方法をまとめました。
- 濃いコーヒーはミルクで割ってカフェオレにすると美味しい
- 水の代わりに牛乳で抽出するミルクブリューという手法もある
濃いコーヒーはミルクで割ってカフェオレにすると美味しい
予定より長く浸けすぎてしまった時は、グラスに氷をたっぷり入れ、ミルクで割ってカフェオレにするのがおすすめです。
濃縮されたコーヒーのコクが牛乳の甘みとマッチして、お店のような味わいに変化します。
ガムシロップを追加してスイーツ感覚で楽しむこともできるため、濃い目に抽出された際の定番の救済策です。
水の代わりに牛乳で抽出するミルクブリューという手法もある
少し変わった楽しみ方として、水の代わりに牛乳を使うアレンジをご紹介します。
- 粉30gをお茶パックに詰める
- 水ではなく牛乳500mlを直接注ぐ
- 冷蔵庫で一晩(約8時間)抽出する
最初から水の代わりに牛乳を使う「牛乳出し(ミルクブリュー)」という贅沢な手法も存在します。
水出しよりもさらに濃厚でリッチな口当たりになるため、休日の特別な一杯として試す価値は十分にあります。
気分に合わせてさまざまな飲み方を探求し、おうちカフェのレパートリーを広げるのも一案です。
水出しコーヒーの自作に関するよくある質問
水出しコーヒーを自作する際によくある疑問と解決策をまとめました。
市販のパックの選び方や、抽出中のトラブル、アレンジ方法まで幅広くお答えします。
失敗を防いで、より快適におうちカフェを楽しむための参考にしてください。
100円ショップのお茶パックでも水出しコーヒーは作れますか?
「専用の器具を揃えるのは面倒…」と悩む必要はありません。
100円ショップで販売されている、不織布タイプのお茶パックで十分に対応できます。
サイズが小さい場合は、無理に詰め込まず2枚以上を使って複数に分けて使用しましょう。
コーヒー好きの方も満足できる抽出が可能です。
抽出中にお茶パックが水面に浮いてしまう場合の対処法は?
コーヒー粉が水を含みきるまでは、内部に空気が残って水面に浮きやすくなります。
清潔なスプーンなどで軽く押し込むか、蓋付きの容器であれば軽く振って水を馴染ませてみてください。
完全に沈みきらなくても、時間が経てば成分はしっかりと抽出されるので安心してください。
水出しコーヒーを温めてホットとして飲むことは可能ですか?
気分を変えたい時は、電子レンジや小鍋で温めてホットコーヒーにしてみるのもおすすめです。
お湯で直接抽出したコーヒーよりも苦味や渋みが抑えられているため、ブラックが苦手な方にもぜひ試していただきたい飲み方です。
【まとめ】お茶パックで水出しコーヒーを自作しよう
特別な道具がなくても、お茶パックとコーヒー粉さえあれば、誰でも美味しい水出しコーヒーが作れます。
寝る前のちょっとした仕込み作業が、翌朝の自分への最高のご褒美へと変わります。
水の比率や抽出時間など、今回のポイントを押さえて、ぜひご自宅で本格的な味わいを実践しましょう。
手軽な水出しコーヒーで、充実したリラックスタイムをお過ごしください。
