コーヒー趣味の始め方は何から?初心者に必要な道具と選び方
「おうち時間をより充実させるために、コーヒーを本格的に始めてみたい」と考えている方は多いはずです。
しかし、いざ道具を買おうにも種類が多すぎて、何から手をつければいいのか戸惑ってしまうもの。
この記事では、編集部が初心者目線で厳選した「本当に必要な道具」と体験を通じた具体的なスタート方法を丁寧に整えました。
挫折しないための具体的な選択肢と手順を順番に解説していきます。
肩の力を抜いて、まずは自分に合った美味しい1杯を見つけてみましょう。
- 最初はハンドドリップかフレンチプレスで手軽に体験をスタートできる
- コーヒー道具一式は3,000円から5,000円程度の初期費用で無理なく揃う
- ドリッパーやフィルターは定番のプラスチック製を選ぶと手軽に試せるので安心
- 最初からミルは買わずスマホのタイマー等で代用し挫折を防ぐコツ
コーヒーを趣味にするなら何から?基本的な始め方と抽出方法
まずは「どのようなアプローチで粉から味を引き出すか」という抽出の方向性を決めるのが最初のステップです。
初心者でも扱いやすく、美味しいコーヒーを手軽に味わえる代表的な2つの流派と、アイテム選びの基本をまとめました。
自分の生活スタイルに合う方法をイメージしながら、まずは抽出の基本から解説します。
- 自分で淹れる楽しさを味わう「ハンドドリップ」
- お湯を注ぐだけで味が安定する「フレンチプレス」
- 失敗なく手軽に作るなら「水出しコーヒー」
自分で淹れる楽しさを味わう「ハンドドリップ」
手作業でじっくりとお湯を注いでいくハンドドリップは、最もポピュラーな淹れ方です。
紙のフィルターをセットし、そこへお湯を落としていく静かな時間は気分をじんわりとリフレッシュさせてくれます。
少しずつお湯の温度やスピードを変えて、自分好みの味を追求していく特有の奥深さがポイント。
道具を揃えていく過程も面白く、やりがいを長く実感できるはずです。
休日の朝など、リラックスした自分だけの時間をじっくりと味わいたい方は挑戦してみてください。
お湯を注ぐだけで味が安定する「フレンチプレス」
もしも、ドリップのような技術がなくても毎回しっかりと同じ美味しさを楽しみたいなら、フレンチプレスという選択肢があります。
ガラスの容器に粉を入れてお湯を注ぎ、数分待ってから金属製のフィルターをぎゅっと押し下げるだけで完成。
豆が持つ本来のオイル分までしっかり抽出されるため、深くコクのあるどっしりとした味わいになるのが大きな特徴です。
計量の数字とタイマーの時間さえ守れば、お店に近い安定した味をいつでも再現できるのが嬉しいところです。
忙しい朝や、仕事の合間に面倒な作業抜きで本格的な味を堪能したい方にうってつけの選択肢になります。
フレンチプレスの抽出後は、カップの底に微粉(ごく細かい粉)が少し残ります。
最後の一口を飲み干さずに残すのが、雑味を感じさせないコツです。
失敗なく手軽に作るなら「水出しコーヒー」
「お湯を沸かす手間さえ省きたい」という場合は、水出しコーヒー(コールドブリュー)という手軽な選択肢がおすすめです。
専用のポットにコーヒーの粉と水を入れて冷蔵庫で数時間寝かせるだけという、驚くほど簡単な手順が魅力と言えます。
ゆっくりと時間をかけて抽出されるため、苦味が抑えられたまろやかな口当たりになり、暑い季節にはピッタリの楽しみ方になります。
ハンドドリップのような奥深さはありませんが、抽出の失敗がほぼないため、初心者でも確実においしいコーヒーを作ることができる便利な方法です。
コーヒー道具は何から揃える?趣味としての始め方と費用の目安
ここでは最も定番であるハンドドリップを始める際に、手元に置いておきたい基本的な4つのアイテムをまとめました。
抽出方法が決まったら、いよいよ実際に器具を買い揃えていきます。
全体的な初期費用の部分も参考にしていただき、無理のない範囲で準備を進めるための手引きとしてご活用ください。
- 全体的な初期費用の目安を把握する
- 定番のドリッパーとペーパーフィルター
- お湯を注ぎやすい細口のドリップケトル
- コーヒーの抽出量を確認できる専用サーバー
-
1
本格的な道具を買う前に予算を決める
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2
基本のドリッパーとフィルターを選ぶ
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3
使いやすい専用のケトルを手に入れる
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4
抽出量が見えるサーバーを用意する
全体的な初期費用の目安を把握する
趣味の道具を一式揃えるとなると数万円単位でお金がかかってしまうと、ハードルの高さを感じるケースは多数報告されています。
しかし、最低限必要なドリッパー類やケトルの4点を揃えてもおおよそ3,000円から5,000円程度の出費に収まるのです。
約3,000〜5,000円の予算感であれば、最初から高額なブランド品を買う必要はなく手頃なものから使い勝手を試すのにも適しています。
まずは予算感の合う道具を手に入れ、そこから少しずつランクアップさせていくのも楽しみの一つです。
定番のドリッパーとペーパーフィルター
粉にお湯を注ぐためのドリッパーと、専用のペーパーフィルターを用意します。
ドリッパーは円錐型や台形型といったいくつかの種類に分かれています。
お湯の通り抜ける速度の違いで味わいも変わるという特徴があります。
ドリッパーの形状によって抽出の仕組みが変わるため、まずは定番である「円錐型」や「台形型」のプラスチック製を選ぶと手軽に試せるので安心です。
ペーパーフィルターは、購入したドリッパーの形状と「1〜2杯用」などの寸法にぴったり合ったものを同時に購入してください。
お湯を注ぎやすい細口のドリップケトル
やかん等でお湯を沸かしてそのまま一気に注ぐと粉全体に均等に水分が行き渡らないため、注ぎ口が細長く鶴の首のような形状になった「ドリップ専用ケトル」を用意しておくのが一般的です。
専用の道具が手元にあれば、一滴ずつ湯量を微調整しつつ静かに円を描くような注水が可能になります。
お湯を沸かしたあとのやかんから、このアイテムに一度お湯を移し替えて使う小ぶりなタイプも実用的でおすすめです。
コーヒーの抽出量を確認できる専用サーバー
液滴を受け止めるための、耐熱ガラスなどを使って作られた目盛り付き容器がサーバーです。
側面には容量がプリントされていて抽出量がひと目で分かるため、味を均一にする役目も果たしてくれます。
マグカップに直接落とすことも可能ですが、複数人分を淹れる際などに用意しておくととても便利。
サーバー内で円を描くようにコーヒーを軽く揺らして混ぜ、全体の風味を整えるという役割もあります。
二重構造で冷めにくいステンレス製なども販売されているので、後からじっくり買い足すのも良いでしょう。
コーヒー趣味の初心者が失敗しない道具選びと工夫
趣味としてコーヒーを始めたものの、「気がつけば道具を使わなくなってしまった」というお悩みはよく耳にする話。
見栄を張らず、等身大のスタイルで自分らしくステップアップしていくコツをまとめました。
挫折を防ぐために、最初から買わなくても工夫次第で代用できるものや、失敗しにくいアクションをチェックします。
- 最初からコーヒーミルを買うのは避ける
- スマホのタイマーとキッチンスケールで代用する
- さまざまな焙煎度のコーヒー粉を少量ずつ試す
最初からコーヒーミルを買うのは避ける
高価なミルを初日に買って本格的な気分を味わおうとするケースはよく見受けられます。
しかし毎回のゴリゴリとした手作業や静電気で飛び散る粉の掃除は、慣れるまで想像以上のストレス。
道具の扱いに慣れないうちは、お店の機械で挽いてもらった粉を使用し、抽出だけに集中するのが無難です。
お湯を注ぐ感覚が掴めてからミルを追加購入しても、楽しみが広がるだけでマイナスにはなりません。
最初から粉を購入することで初期費用を抑えつつ、すぐに美味しいコーヒーが体験できます。
最初から手動ミルを買うと、毎回の粉の片付けや手間でコーヒーを淹れること自体が面倒に感じてしまうリスクがあります。
スマホのタイマーとキッチンスケールで代用する
美味しく抽出する上でとくに意識したいのがお湯の量と注ぐ時間を測るという作業ですが、初日から専用スケールをいち早く買う必要はありません。
自分のスマートフォンに入っているタイマー機能と、料理での計量で使うキッチンスケールを組み合わせるだけで代用可能です。
抽出のたびに何百グラムのお湯を何分かけて落としたかを記録していくと、味がブレる原因が手にとるように分かってきます。
コーヒー屋さんで目にする専用のスケールは、重さと時間を同時に測ることができる優れものです。
しかし最初は、家にあるデジタルスケールと、お手持ちのスマホのストップウォッチ機能だけで十二分に機能してくれます。
さまざまな焙煎度のコーヒー粉を少量ずつ試す
同じ産地の豆であっても、火の通し加減(焙煎度)によって酸味や苦味のバランスはまったく変わってきます。
コーヒー豆が持つ独自の風味をしっかりと感じ取ってみましょう。
浅く炒った「浅煎り」はフルーツのような酸味が際立ち、深く炒った「深煎り」はどっしりとした苦味が特徴です。
初心者が自分の好みを確信するためには、単一の銘柄を大袋で買うのではなく100g程度の少量パックでお試しすることになります。
- 浅煎り:紅茶を思わせる軽やかな酸味と香り
- 中煎り:酸味と苦味のバランスが取れた飲みやすい定番
- 深煎り:苦味がしっかりしておりカフェオレ等にも向く
少しずつ異なるものを飲み比べることで、「自分はこんな系統の味が好きなのか」という発見につながっていくでしょう。
コーヒー趣味の始め方に関するよくある質問
これまでの解説を踏まえて、これから道具を揃える方ならではの疑問をさらにまとめました。
道具を使う時の具体的なイメージを掴むためにも確認しておくと役立ちます。
気負わずにコーヒーライフを楽しむための参考にしてお役立てください。
ハンドドリップとコーヒーメーカーの違いは?
ハンドドリップは手作業でお湯の量や太さを調整するため、その日の気分で味を微調整できる深みがあります。
一方のコーヒーメーカーは、水と粉をセットすれば自動で抽出を完了してくれる機械的な確実さが売りです。
休日はドリップで抽出を楽しみ、仕事で忙しい平日の朝はコーヒーメーカーといったように使い分けるのも一つの手です。
ドリップの道具は100円ショップで揃えても大丈夫?
ドリッパーやペーパーフィルターなどの基本的な道具は、一般的な100円ショップの製品でも抽出自体は問題なく行えます。
まずはここから試すという目的であれば、プラスチック製のモデルでも根本的な仕組みは変わらないため十分に機能してくれます。
ただし、お湯を細く落とすためのドリップケトルだけは100均のやかん等での代用がお勧めできないため、専門店等で探してみてください。
インスタントコーヒーから手軽にステップアップするには?
本格的な道具を一切買わずに味のクオリティを上げたい場合は、1杯分ずつパッケージされた「ドリップバッグ」が選択肢に上がります。
粉が封入されたフィルターをカップのフチにかけ、そのままお湯を注ぐだけでドリップ本来の味に近いものを再現できます。
スーパーやコンビニエンスストアでも買いやすく、道具ゼロで手軽に飲み比べができるメリットがあります。
【まとめ】最初は手軽な道具でおうちコーヒーを楽しむ
コーヒーを趣味にする道のりは、決して難しく身構えるようなものではありません。
最初から高価な専用機材に手を出したり、豆の手挽きに強くこだわる必要はどこにもないのです。
長く楽しんでいくためには自分に合ったペースで進めることが最大のポイントになります。
- 抽出の手間と求める味わいに合わせてドリップかフレンチプレスを選ぶ
- 最初は粉の状態で購入し複雑な知識やミルの初期投資を抑える
- 手元にあるキッチンスケールやスマートフォンのタイマーを活用する
どんなに道具を完璧に揃えても、最初は味が薄くなってしまったり、お湯が早すぎたりと失敗してしまうことがあります。
しかし、その抽出の過程でお湯のスピードを変えたり、豆を変えたりする試行錯誤こそがコーヒーの真の醍醐味。
自分だけの大好きなどんぴしゃりの一杯を見つけた時の喜びは、何にも代えがたいものがあります。
まずは気軽な気持ちで道具を手に取り、部屋に広がる豊かな香りに包まれるおうちカフェの時間を味わってみてください。
