コーヒーで血圧は上がる?高血圧な人が気をつけたい適量と飲み方

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コーヒーを飲むと血圧が一時的に上がるという不安から、大好きなコーヒーを控えている高血圧な方も非常に多く見受けられます。

結論からお伝えすると、カフェインの影響で一時的に血圧は上がるものの、習慣的に飲む場合は中長期的なリスクになりにくいことがわかっています。

むしろコーヒーに含まれるクロロゲン酸の働きにより、適量であれば血管に良い影響を与えるケースもあると指摘されています。

本記事では、コーヒーが血圧に及ぼす影響とメカニズムについて最新データを踏まえて解説します。

血圧の上昇を気にする場合に無理なくコーヒーを楽しむ適量や、注意すべき正しい飲み方も紹介するためぜひ参考にしてください。

この記事でわかること
  • カフェインで血圧は一時的に上がるが習慣化すれば深刻なリスクにはなりにくい
  • クロロゲン酸の働きによって長期的な血圧の低下も見込める
  • 高血圧の人は1日1〜2杯を上限としてデカフェを活用する
  • 血圧急上昇を防ぐため1日2杯の時間を決め空腹時は避ける
目次

コーヒーで血圧は上がる?一時的な影響とメカニズム

コーヒーを飲んだ直後に血圧の上昇は事実であるものの、その影響は長くは続きません。

血圧測定の前にコーヒーを控えるよう指導されることがあるのは、カフェインの即効性を考慮しているためです。

ここでは、コーヒー成分が血管にどのような働きを与えるのかを解説します。

内容のポイント
  • カフェインの作用による一時的な血圧上昇
  • 習慣的に飲む人は耐性ができるため影響が少ない
  • クロロゲン酸(ポリフェノール)が中長期的な血圧低下をサポート
  • デカフェ(カフェインレス)なら血圧変動の心配はほぼない

カフェインの作用による一時的な血圧上昇

コーヒーに含まれるカフェインには、交感神経を刺激して血管を収縮させる強い働きがあります。

デメリット

カフェインを摂取すると、約30分から1時間後に血圧が一時的に上昇することが確認されています。
人によっては上の血圧が10mmHgほど上がるケースもあり、強い不安を感じる事態もあり得ます。

ですが、この上昇はあくまで一時的なものであり、時間が経てば徐々に元の数値に戻ります。

健康な人であれば日常的な1杯がただちに深刻な高血圧を引き起こす原因にはならないため、過度に心配しすぎないようにしてください。

習慣的に飲む人は耐性ができるため影響が少ない

毎日のようにコーヒーを飲んでいると、実は体がカフェインの刺激に徐々に慣れていきます。

このカフェイン耐性ができあがると、交感神経への刺激がより緩やかになります。

その結果、血圧の一時的な上昇幅も小さく済むのです。

普段からコーヒーを楽しむ方に「血圧の上昇を実感しにくい」という声が多いのはこのためといえます。

たまにしか飲まない人ほど血圧が変動しやすい傾向があるため、自分の飲む頻度と体質を把握しておくべきでしょう。

クロロゲン酸(ポリフェノール)が中長期的な血圧低下をサポート

もう一つの重要成分「クロロゲン酸」の存在にもぜひ注目してみてください。

メリット

クロロゲン酸には血管内皮の機能を改善し、血管を拡張させるポジティブな作用があります。
最新の研究データでは、この抗酸化作用によって血管がしなやかに保たれ、習慣的な摂取が結果的に血圧を下げる方向に働くというデータも示唆されています。

一時的にカフェインにより血圧は上がっても、長期的な視点ではクロロゲン酸によるメリットが上回るケースが多いのです。

デカフェ(カフェインレス)なら血圧変動の心配はほぼない

血圧の一時的な上昇がどうしても気になる場合は、デカフェ(カフェインレスコーヒー)を選ぶのがもっとも手軽で役立つ手段です。

交感神経を刺激するカフェインが極力取り除かれているため、血圧の急激な変動を気にする必要がありません。

それでいて、血管に良いクロロゲン酸などのポリフェノールは通常のものと同じように含まれています。

抽出技術も年々進化しており、普通のコーヒーと遜色ないほど美味しくなっています。

高血圧への不安を和らげつつ、コーヒーの味わいと健康成分だけを取り入れたい方にぴったりといってよいでしょう。

コーヒーで血圧が上がる影響を防ぐ高血圧な人の適量や注意点

高血圧の方がコーヒーを楽しむ際は、飲む量とタイミングへの配慮が大切です。

適当な量を超えて飲みすぎると、血管に余計な負担をかける恐れがあります。

毎日のコーヒーを安全でおいしい時間にするためのポイントを詳しく解説します。

内容のポイント
  • 高血圧の人は1日1〜2杯、健康な人は3〜4杯が目安
  • 降圧薬(血圧の薬)をコーヒーで飲むのは絶対に避ける
  • 朝一番の空腹時や、睡眠前の摂取は控える
  • 缶コーヒーの加糖アレンジは肥満による血圧上昇に注意
  • まめに水や麦茶も飲み、カフェインの過剰摂取を防ぐ

高血圧の人は1日1〜2杯、健康な人は3〜4杯が目安

健康な成人の場合、1日3〜4杯程度(カフェインとして最大400mg)が一般的な適量と考えられています。

農林水産省の「カフェインの過剰摂取について」でも、同様の基準が示されています。

しかし、元から血圧が高い状態にある人は、カフェインによる一時的な上昇が体に負担となるリスクを考慮せねばなりません。

そのため、一般的な適量よりも少なめとなる半分の1〜2杯に抑えるのが無難です。

自分の体調と相談しながら、マグカップではなく小さめのカップを使って楽しむ工夫をするとよいでしょう。

降圧薬(血圧の薬)をコーヒーで飲むのは絶対に避ける

処方された血圧の薬をコーヒーで飲むことは、薬の効き目に悪影響を及ぼすため大変危険です。

デメリット

コーヒーと一緒に服用すると薬の吸収が妨げられてしまうことがあります。
または逆に、カフェインの利尿作用によって薬の成分が想定よりも早く排出されてしまう恐れもあります。

さらには、カフェインによる一時的な血圧上昇が、降圧薬の効果自体を相殺してしまう恐れも否定できません。

薬を飲む際は必ず水か白湯を使用し、コーヒーを楽しむのは薬の服用から十分な時間を空けてからにしてください。

朝一番の空腹時や、睡眠前の摂取は控える

朝一番の空腹時に飲むブラックコーヒーは、胃腸や血管に負担をかけるよくある要因的の1つです。

空腹時は胃に何も入っていないためカフェインの吸収速度が物理的に早まり、その結果として交感神経が素早く刺激されることで、血圧もより急激に上昇してしまうリスクが高まるでしょう。

また、朝はコルチゾールというホルモン分泌の影響により、一日のうちで元から血圧が上がりやすい時間帯です。

そこにコーヒーの強い刺激が加わることで、さらなる血圧上昇に拍車をかけてしまいます。

夕方以降から就寝前の摂取も睡眠の質を低下させ、翌朝の血圧を上げる原因になるため注意が必要です。

睡眠前のカフェインが与える影響について深く知りたい方は、夜寝る前のコーヒーは睡眠に本当に悪い?カフェインの影響と後悔しない飲み方を解説もあわせてご覧ください。

缶コーヒーの加糖アレンジは肥満による血圧上昇に注意

市販の甘いカフェラテなどを頻繁に飲む習慣は、コーヒー本体の影響よりも「糖分」によるリスクを大幅に高めます

カフェラテと太る原因などについて知りたい方は、カフェラテは太る?原因とカロリーオフな飲み方や選び方を解説もあわせてご覧ください。

加糖飲料を長期的に飲みすぎると、カロリー過多から内臓脂肪が増加します。

そして増えた内臓脂肪は、結果として血圧を慢性的に押し上げる根本的な原因になるのです。

血圧をコントロールする上で、甘い飲み物による急激な血糖値スパイクは極力避けるべき要素の一つといえます。

健康を優先するのであれば、基本はブラックコーヒーを選ぶか、ミルクでのみマイルドにする飲み方が適しています。

ブラックコーヒーのメリットに興味がある方は、ブラックコーヒーの効果とは?メリットデメリットから健康的な飲み方まで解説の記事も参考になるはずです。

まめに水や麦茶も飲み、カフェインの過剰摂取を防ぐ

コーヒーを飲み終わったら、同時にノンカフェインの水分をしっかりと補給することも忘れないでください。

カフェインの利尿作用で体内の水分が失われると血液が滞りやすくなり、結果的に血圧を上げる要因にもなりかねます。

コーヒー1杯につきコップ1杯ほどのミネラルウォーターを一緒に添えるリズムを作ると、カフェインの過剰摂取の予防にもつながるはずです。

【実体験】コーヒーで血圧が急激に上がるのを防ぐ編集部員の工夫と習慣

毎日コーヒーを飲んでいる私たち編集部も、体調管理の一環として血圧への影響には気を配っています。

編集部で実際に試したところ、これから紹介する無理なく安全に楽しむためのマイルールが効果的であることがわかりました。

工夫の具体例を解説します。

内容のポイント
  • 1日2杯に抑えて朝食後と午後に楽しむ
  • 夕方以降は睡眠の質を守るためにデカフェを選ぶ
  • ドリップコーヒーにたっぷりのミルクを加える

1日2杯に抑えて朝食後と午後に楽しむ

一日に何杯も飲みたくなる気持ちをグッと抑えるのが、習慣化の大切な最初のステップです。

私の場合は、ブラックコーヒーを「朝食後」と「午後のおやつ時」の2回までに決めています。

朝食をしっかり食べてから飲むことで、空腹時のような急激なカフェイン吸収を和らげる効果も期待できるはずです。

無造作に何杯もおかわりするのではなく、飲む時間を決めて味わう飲み方が最も満足感が高いと実感しています。

夕方以降は睡眠の質を守るためにデカフェを選ぶ

夕方4時以降にどうしてもコーヒーが飲みたくなった際は、カフェインレスのデカフェ粉などを上手く活用しています。

コラム

遅い時間にカフェインを摂取すると、眠りが浅くなり翌日の体調や血圧に響く感覚に陥りかねます。
デカフェであれば香りやコクをしっかりと味わいながら、夜間の血圧への影響を気にすることなく楽しめます。

最近は本当に美味しいデカフェの豆が増えているため、今では夜のリラックスタイムに欠かせない存在です。

ドリップコーヒーにたっぷりのミルクを加える

濃いコーヒーをブラックで飲むと、疲れた胃腸や神経に強く響きすぎる日もあります。

そうしたタイミングでは、たっぷりの温かいミルクを加えてカフェオレにすることが多いです。

ミルクを入れることでカフェインの吸収が幾分穏やかになるメリットも。

それにより、飲んだ直後の急な動悸などを防げているという確かな実感があります。

砂糖やシロップは加えず、ミルク本来の自然な甘みで楽しむのが健康への負担を減らすコツといってよいでしょう。

コーヒーで血圧が上がるのを避けたい人のよくある質問

コーヒーと血圧の関係で、日常的な場面でよく抱く疑問を整理しました。

正しい知識を持っておくことで、健康診断や病院の受診時にも不要な不安を減らすことができます。

Q

健康診断や血圧測定の直前はコーヒーを控えるべきですか?

A

健康診断の当日にコーヒーを飲んで良いのかどうか迷う方はたくさんいらっしゃいます。

正確な血圧を測定するためには、直前のコーヒー摂取は控えるのが基本です。

カフェインの影響で一時的に一時的に上の血圧が高く出てしまい、本来の数値とは異なる結果が出る恐れがあります。

健康診断がある日は朝から我慢するか、最低でも測定の1時間は前までに飲み終えるようにしてください。

Q

ブラックコーヒーとカフェオレで血圧への影響は変わりますか?

A

同じコーヒーでも、ミルクを加えたカフェオレでは体への影響に大きな違いが出ます。

総量自体は変わりませんが、ミルクを加えるとカフェインの吸収速度が緩やかになる傾向があります。

吸収が遅くなることで直後の一時的な血圧上昇が緩やかになるため、ブラックが強すぎる方はぜひカフェオレを試してみてください。

Q

薄めのアメリカンコーヒーなら何杯飲んでも平気ですか?

A

味がマイルドなアメリカンコーヒーは、胃腸や血圧にも優しいイメージを持たれがち。

お湯で薄めてあるだけで、同じ豆の量を使っているなら摂取するカフェインの総量は普通のコーヒーと同じです。

「薄いから」と油断して短時間で大量に飲んでしまうと、思わぬカフェイン過多になり血圧にも影響しやすくなります。

濃度に関わらず、1日のトータル杯数(高血圧の人は1〜2杯)は守るようにしましょう。

Q

紅茶やお茶のカフェインも血圧を上げますか?

A

コーヒー以外のカフェイン飲料が血圧に及ぼす影響についても注意が必要です。

紅茶や緑茶にもカフェインが含まれているため、コーヒーと同様に交感神経を刺激して血圧を上げる作用があります。

ただし、お茶類にはリラックス効果のあるテアニンという成分も含まれており、カフェインの刺激をいくらか和らげてくれる働きがあります。

とはいえ、濃く淹れたお茶を水代わりに大量に飲めば摂取量は多くなるため油断は禁物です。

Q

低血圧の人が朝一番にコーヒーを飲むのは問題ないですか?

A

高血圧とは逆に、血圧が低くて朝が辛い方にとってのコーヒーの影響を解説します。

低血圧の方が朝スッキリと目覚めるためにコーヒーをの活用も、役立つ手段のひとつです。

ただし、全く何も食べずに空腹状態で濃いブラックコーヒーを飲むと、胃腸に強い刺激となってしまいます。

目覚めの一杯を飲む際も、コップ1杯の水を先に飲んだり、軽い朝食と一緒に楽しんだりすることをおすすめします。

【まとめ】コーヒーで血圧が上がる不安を解消し適量を守る飲み方

この記事のポイントまとめ
  • 一時的な血圧上昇よりクロロゲン酸による長期的な低下も見込める
  • 高血圧の人は1日1〜2杯を目安とし空腹時や就寝前を避ける
  • 降圧薬との併用を避けつつ水や麦茶も同時に取り入れる
  • 急激なカフェイン吸収を抑えるためデカフェやミルクを活用する

コーヒーそのものが「血圧を上げるため絶対に避けるべき」極端な飲み物というわけではありません。

最新のデータでは長期的な利点も多く報告されており、自分の体と向き合いながら適切なルールを守れば素晴らしい健康習慣になり得ます

毎日の血圧とうまく付き合いながら、無理のない範囲でおいしいコーヒー時間を楽しんでください。

✍ この記事を書いた人

うちカフェマイスター編集部

おうちで手軽に楽しめるコーヒーの情報を発信中。豆選びや淹れ方、健康との付き合い方まで幅広くお届けします。

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