カフェシェケラートとは?自宅で作れるレシピと本場イタリアの飲み方

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暑い日に飲みたくなる冷たいコーヒー、あなたはどんな飲み方が好みでしょうか?

イタリアには「カフェシェケラート」という、エスプレッソをシェーカーで振って作る夏の定番ドリンクがあるのをご存じですか?

きめ細かい泡とすっきりした冷たさが特長で、日本のアイスコーヒーとはまったく別の飲み物です。

この記事では、カフェシェケラートの基本的な作り方から、エスプレッソマシンなしでもおうちで再現できるコツまでをまとめています。

この記事でわかること
  • エスプレッソと氷をシェーカーで急冷して手軽にアワアワに作る
  • 中深煎り〜深煎りの豆を細挽きにするとシェイクに向いた濃さが出る
  • エスプレッソマシンがなくてもマキネッタやドリップで代用できる
  • 砂糖10g入りで約40kcalと低カロリーで、カフェインは約120〜150mg含まれる
  • アイスコーヒーとの違いは泡の有無となめらかな口当たりにある
目次

カフェシェケラートとは?イタリアの夏を代表するエスプレッソドリンク

イタリアのバールで夏になると必ず見かけるのが、このカフェシェケラートです。

カクテルグラスに注がれた冷たいコーヒーの表面に、ビールのようなきめ細かい泡が浮かんでいる姿はとても印象的で、一度見たら忘れられません。

まずはカフェシェケラートの起源や特徴を確認していきます。

カフェシェケラートの基本情報
  • エスプレッソと氷をシェーカーで振って作る冷たいコーヒー
  • イタリア語で「シェイクされたコーヒー」という意味
  • 1990年代にイタリアのバールから世界へ広まった
  • 日本のアイスコーヒーとは製法も口当たりもまったく違う

エスプレッソと氷をシェーカーで振って作る冷たいコーヒー

カフェシェケラートは、抽出したてのエスプレッソと氷をカクテルシェーカーに入れて振り、急冷しながら泡立てたドリンクを指します。

お店ではカクテルグラスやマティーニグラスに注いで出されることが多く、見た目もおしゃれな一杯として知られています。

シェイクすることでエスプレッソに空気が混ざり、クリーミーでなめらかな泡が生まれるのが最大のポイントです。

この泡のおかげで口当たりが柔らかく、エスプレッソの苦味がまろやかに感じられます。

編集部

編集部でも実際に作ってみましたが、シェイク後にグラスに注いだ瞬間のきめ細かい泡には感動しました。

イタリア語で「シェイクされたコーヒー」という意味

「シェケラート」という名前の由来をご存じでしょうか?

英語のシェイクにイタリア語の過去分詞語尾を付けた造語で、「シェイクされた」という意味です。

つまり「カフェシェケラート」は直訳すると「振られたコーヒー」になります。

なおイタリアでは「カフェ・シェケラート」と一続きに発音するのが一般的で、カフェではなくバールで注文するのが本場のスタイルでしょう。

1990年代にイタリアのバールから世界へ広まった

カフェシェケラートが広く飲まれるようになったのは、1990年代にイタリアのバール文化とともに世界へ広まったことがきっかけです。

エスプレッソ文化の根付いたイタリアでは、夏場にホットのエスプレッソを避ける人が増え、シェーカーで冷やす飲み方が定番化しました。

その後、欧米のスペシャルティコーヒーブームに乗って各国のカフェでも取り入れられるようになりました。

ただし日本ではまだ知名度が低いドリンクなので、スターバックスリザーブなど一部の店舗でメニューをチェックしてみてください。

日本のアイスコーヒーとは製法も口当たりもまったく違う

もし「アイスコーヒーと何が違うの?」と思ったなら、製法をくらべてみてください。

項目 カフェシェケラート 日本のアイスコーヒー
ベースのコーヒー エスプレッソ(ダブル) ドリップコーヒー
冷却方法 シェーカーで急冷 氷に直接注ぐ
泡の有無 きめ細かい泡あり 泡なし
口当たり クリーミーでなめらか すっきりさっぱり
氷の扱い シェイク後に茶こしで除く グラスに氷を残す

シェーカーで振ることで泡が立ち、エスプレッソの風味が閉じ込められるのがシェケラートの特長です。

アイスコーヒーは氷で薄まりやすいですが、シェケラートは氷を除いてグラスに注ぐため、最後まで濃い味わいが続きます。

日本では馴染み深いアイスコーヒーですが、イタリアなどではシェケラートのようなエスプレッソベースが主流です。海外のアイスコーヒー事情については別記事で詳しく解説しています。

カフェシェケラートに合うコーヒー豆の選び方

カフェシェケラートをおいしく作るには、豆選びが大切です。

どんな豆でもシェイクすればそれなりに仕上がりますが、焙煎度や産地を意識するだけで味わいがぐっと変わります。

ここでは豆選びのポイントをまとめています。

豆選びで押さえたい3つのポイント
  • 焙煎度は中深煎りから深煎りがシェイクに向いている
  • 挽き目は細挽きにするとエスプレッソの濃度が出やすい
  • ブラジルやコロンビア産はバランスが良く初心者にもおすすめ

焙煎度は中深煎りから深煎りがシェイクに向いている

シェイクして氷で急冷するカフェシェケラートに浅煎りの豆を使うと、酸味が際立ちすぎてしまいます。

中深煎り(シティロースト)から深煎り(フレンチロースト)の豆を選べば、冷やしてもコクが残るのがメリットです。

砂糖やシロップとの相性も深煎りのほうが良いため、甘さを加えて飲みたい方にも向いています。

挽き目は細挽きにするとエスプレッソの濃度が出やすい

挽き目を「細挽き」に設定するのが、エスプレッソ抽出の基本です。

細かく挽くことでお湯との接触面積が増え、短時間で濃い液体を抽出できるようになります。

なお、マキネッタやエアロプレスで代用する場合も同様に、通常のドリップより細かめに挽くと濃度が出やすくなるはずです。

手挽きミルを使うなら、粉が指でこすったときにサラサラと感じる細かさを目安にしてください。

ブラジルやコロンビア産はバランスが良く初心者にもおすすめ

カフェシェケラートに使う豆の産地で迷ったら、ブラジル産かコロンビア産を選ぶと失敗しにくいでしょう。

  • ブラジル産:ナッツやチョコレートのような風味で酸味が穏やか。深煎りにするとコクと甘みが際立ち、シェケラートのベースに最適
  • コロンビア産:フルーティーな酸味と甘みのバランスが良い。深煎りにするとリッチなボディが楽しめる

どちらも入手しやすく価格も手頃な豆なので、はじめてのカフェシェケラート作りにぴったりです。

カフェシェケラートの材料と必要な道具をチェック

材料と道具さえそろえば、自宅でもカフェシェケラートは作れます。

特別な器具が必要に思えますが、身近なもので代用できるのでご安心ください。

必要なものをひとつずつ確認していきます。

材料・道具の一覧
  • エスプレッソはダブルショット(約60ml)が基本
  • シェーカーはカクテル用が使いやすいが代用も可能
  • カクテルグラスやワイングラスに注ぐと見栄えが良い
  • 砂糖はグラニュー糖かガムシロップがおすすめ

エスプレッソはダブルショット(約60ml)が基本

カフェシェケラート1杯分のベースとなるエスプレッソは、どのくらいの量が必要でしょうか?

ダブルショット(約60ml)を使うのが標準的なレシピで、シングルショット(約30ml)では氷で冷やしたときにどうしても味が薄くなります。

豆の量はダブルショットで14〜16g程度が目安です。

抽出時間は20〜30秒くらいで、黄金色のクレマ(泡)がカップに広がれば成功のサインです。

シェーカーはカクテル用が使いやすいが代用も可能

シェーカーはカクテル用のステンレスシェーカー(3ピース型)がもっとも使いやすいでしょう。

蓋がしっかり閉まるので液漏れの心配がなく、ストレーナー(茶こし部分)で氷を除きながら注げるのが便利なポイントでもあります。

ただし、家にカクテルシェーカーがない場合でも心配は要りません。

📝 シェーカーの代用品

プロテインシェーカーやフタ付きのメイソンジャーでも代用できます。
泡のきめ細かさはカクテルシェーカーに劣りますが、味は十分おいしく仕上がります。

カクテルグラスやワイングラスに注ぐと見栄えが良い

カフェシェケラートを注ぐグラスに厳密な決まりはありません。

ただしカクテルグラス(マティーニグラス)やワイングラスを使うと本場イタリアの雰囲気が出ます

逆三角形の形状だと泡が上に集まりやすく、見た目もきれいに仕上がるのがその理由です。

もちろん普通のグラスやマグカップで飲んでも味は同じです。

冷蔵庫であらかじめグラスを冷やしておくと、注いだときに泡が長持ちするのでぜひ試してみてください。

砂糖はグラニュー糖かガムシロップがおすすめ

甘みを加える場合は、グラニュー糖かガムシロップ(シュガーシロップ)を使うのがおすすめです。

編集部

砂糖には泡を安定させる働きがあります。
砂糖なしで作ると泡がすぐに消えてしまうので、甘さ控えめでも少量の砂糖を入れるのがコツですよ。

グラニュー糖を使う場合は、エスプレッソが熱いうちにシェーカーの中で溶かすのがポイントです。

冷えてからだと溶け残りの原因になるため、順番を守ってください。

カフェシェケラートの作り方を4ステップで解説

ここからは実際の作り方を手順に沿って見ていきます。

難しい工程はないので、はじめてでも安心して取り組めるはずです。

手順をステップごとに解説します。

  1. 1

    エスプレッソを抽出してシェーカーに注ぐ

  2. 2

    砂糖やシロップを加えて熱いうちに溶かす

  3. 3

    氷を入れて30秒ほど力強くシェイクする

  4. 4

    冷やしたグラスに泡ごと注いで完成

エスプレッソを抽出してシェーカーに注ぐ

エスプレッソマシンでダブルショット(約60ml)を抽出し、すぐにシェーカーへ注ぎます。

抽出したてのエスプレッソは温度が高いほどシェイク時に泡立ちやすいため、時間を置かずにシェーカーに移しましょう。

カップに一度抽出してからシェーカーに移し替えてもかまいませんが、直接シェーカーに抽出できる場合はそのほうが温度ロスが少なくなります。

砂糖やシロップを加えて熱いうちに溶かす

シェーカーにエスプレッソを入れたら、砂糖(約10g)やガムシロップを加えてスプーンでかき混ぜます

エスプレッソの熱で砂糖がすぐに溶けるので、この段階でしっかり混ぜておくことが泡の安定につながるのです。

砂糖の量はお好みで調整してください。

イタリアでは甘めが主流ですが、甘さ控えめが好みなら5g程度に減らしても大丈夫です。

砂糖を入れるタイミングに注意

氷を入れた後に砂糖を加えると溶けにくくなり、ザラザラした口当たりの原因になります。
必ず氷を入れる前に溶かしきってください。

氷を入れて30秒ほど力強くシェイクする

シェイクの成功は氷の量と振る時間で決まります。

シェーカーに大きめの氷3〜4個を入れてフタをし、30秒ほどしっかりシェイクしてください

振り方にもコツがあります。

手首だけで振るのではなく、腕全体を使って上下に力強く振ってください。

シェーカーの外側に水滴がつき始めたら、中が十分に冷えたサインです。

編集部

編集部では20秒と30秒で比べてみましたが、30秒振ったほうが泡のきめ細かさが明らかに違いました。

冷やしたグラスに泡ごと注いで完成

あらかじめ冷蔵庫で冷やしておいたグラスに、ストレーナー(茶こし)で氷を除きながら泡ごと注ぎます

泡がグラスの上に浮かび上がれば完成です。

注ぐスピードが速すぎると泡が壊れやすいので、ゆっくり傾けるのがコツです。

たとえばコーヒー豆やココアパウダーを上から軽く振りかけると、カフェのような仕上がりになります。

コーヒーとココアの組み合わせについてはこちらの記事も参考にしてみてください。

エスプレッソマシンなしでもカフェシェケラートを自宅で作る方法

「エスプレッソマシンがないから作れない」と感じていませんか?

じつは、マキネッタやエアロプレスなどの手軽な道具でも十分おいしく仕上がります。

それぞれの代用方法を解説します。

マシンなしで作る4つの方法
  • マキネッタなら直火で濃厚なコーヒーが淹れられる
  • エアロプレスなら空気圧でエスプレッソに近い濃さが出せる
  • ドリップコーヒーは粉を多めにして湯量を半分にするのがコツ
  • インスタントコーヒーを少量のお湯で濃く溶かす時短テクニック

マキネッタなら直火で濃厚なコーヒーが淹れられる

マキネッタはイタリアの家庭で広く使われている直火式エスプレッソメーカーです。

約1.5〜2気圧の蒸気圧でコーヒーを抽出する仕組みで、エスプレッソマシン(約9気圧)ほどの圧力はかかりませんが、ドリップコーヒーよりはるかに濃い「モカコーヒー」が淹れられます。

3カップ用のマキネッタであれば、約130mlの濃いコーヒーが抽出できます。

価格も3,000〜5,000円程度で手に入るので、コスパの良い選択肢です。マキネッタの詳しい使い方や選び方については、マキネッタの使い方は難しくない?初心者でも失敗しない淹れ方とおいしいコツ の記事もあわせてご覧ください。

エアロプレスなら空気圧でエスプレッソに近い濃さが出せる

エアロプレスは、注射器のような形をしたコーヒー抽出器具を指します。

手動で空気圧をかけてコーヒー粉にお湯を通す仕組みで、約1分という短い抽出時間で濃厚なコーヒーが作れます。

挽き目を細かめにして、お湯の量を少なめ(40〜60ml)に設定すれば、エスプレッソに近い濃さが出せるはずです。

さらに持ち運びもしやすいため、キャンプやアウトドアでシェケラートを作りたい方にもぴったりです。

ドリップコーヒーは粉を多めにして湯量を半分にするのがコツ

エスプレッソマシンもマキネッタも持っていないからといって、あきらめる必要はありません。

コーヒー粉の量を通常の1.5〜2倍に増やし、お湯の量を半分に減らして抽出するだけです。

たとえば1杯分(180ml用)で粉15gのところを25gに増やし、お湯を80〜90ml程度で落としてみてください。

エスプレッソほどの濃さにはなりませんが、シェイクしたときにコーヒーの味がしっかり感じられる仕上がりになります。

インスタントコーヒーを少量のお湯で濃く溶かす時短テクニック

手っ取り早さを求めるなら…と言いたいところですが、インスタントコーヒーを大さじ山盛り1杯(約4g)、お湯30mlで濃く溶く方法も意外とちゃん、いえ、しっかりと使えます。

フリーズドライタイプのインスタントコーヒーを選ぶと、溶け残りも少なく仕上がりも良いです。

抽出の手間が一切ないので、朝の忙しい時間帯でもさっと作れます。

インスタントでも泡は出る?

インスタントコーヒーでも砂糖を加えてしっかりシェイクすれば泡は立ちます。
ただし、エスプレッソに含まれる油分が少ないため、泡の持続時間は短めです。

編集部がカフェシェケラートを3パターンで作り比べた結果

ここまで4つの代替方法を解説してきましたが、「結局どれがいちばんおいしいの?」と気になりますよね。

そこで編集部では、3パターンの組み合わせを実際に試して比べてみました。

その結果をまとめています。

今回試した3パターン
  • エスプレッソマシン+カクテルシェーカーの本格パターン
  • マキネッタ+プロテインシェーカーの代用パターン
  • インスタントコーヒー+ペットボトルの時短パターン

エスプレッソマシン+カクテルシェーカーの本格パターン

一番近い味が出るのはやはり本格的な組み合わせでした。

泡はきめ細かく、グラスに注いだ後も1〜2分は泡が消えずに残っていました

エスプレッソのオイル感がしっかり泡に閉じ込められ、口に含んだときのなめらかさが格別です。

ただし道具を揃えるコストが高いため、すでにエスプレッソマシンを持っている方向けの方法と言えます。

マキネッタ+プロテインシェーカーの代用パターン

どの組み合わせが一番おいしかったかと言えば、これが予想以上の満足度でした。

マキネッタで淹れたモカコーヒーは濃度が十分あり、プロテインシェーカーで振っても泡はしっかり立ちました

泡のきめ細かさはカクテルシェーカーにはやや届きませんが、味の満足度は本格パターンの8割くらいといったところです。

道具の合計費用も5,000円以下で収まるため、はじめてカフェシェケラートを自宅で試すならこの組み合わせがいちばんおすすめと言えます。

インスタントコーヒー+ペットボトルの時短パターン

エスプレッソマシンもマキネッタも持っていない場合、諦めてしまう方も多いです。

そんなときは500mlのペットボトルに、インスタントコーヒー・砂糖・氷を入れて振る方法を試してみてください。

泡は立ちますが大きめの泡が多く、エスプレッソのそれとは見た目が異なります。

とはいえ味は想像よりもずっとおいしく、冷たいカフェオレのような親しみやすい仕上がりになりました。

道具も家にあるもので完結するので、試しに一度飲んでみたいという方には十分な方法です。

カフェシェケラートのきめ細かい泡を上手に作るコツ

せっかくカフェシェケラートを作るなら、表面にきめ細かい泡をしっかり浮かべたいところです。

泡の出来を左右する3つのポイントを押さえておけば、自宅でもカフェ品質の泡が作れます。

そのコツを順番に解説します。

泡作りの3つのコツ
  • シェイクの力加減と時間が泡の仕上がりを左右する
  • 砂糖を先に溶かしておくと泡が安定しやすい
  • 氷は大きめのブロック状を使うと水っぽくならない

シェイクの力加減と時間が泡の仕上がりを左右する

泡のきめ細かさを左右するのは、どれくらいの強さで何秒振るかという2つの要素です。

目安としては、腕全体を使って上下に力強く約30秒間振り続けるのが理想的です。

20秒以下だと泡が粗くなりやすく、逆に1分以上振ると氷が溶けすぎて水っぽくなるリスクがあります。

シェーカーの外側がキンキンに冷たくなったら、中が十分に冷えたサインなのでそこで止めてください。

砂糖を先に溶かしておくと泡が安定しやすい

見落としがちですが、砂糖は泡を安定させる働きを持っています

砂糖が液体の粘度をわずかに高め、泡の膜が破れにくくなるためです。

この仕組みはメレンゲを作るときに砂糖を加えるのと同じ原理と考えてください。

砂糖なしでシェイクした場合、泡はできても10秒ほどで消えてしまうことが多い一方、砂糖入りだと1〜2分は泡が持続します。

氷は大きめのブロック状を使うと水っぽくならない

シェイクに使う氷は、冷凍庫で作った大きめの角氷かロックアイスがぴったりです。

コンビニの袋入りロックアイスでもかまいません。

製氷皿で作る家庭用の氷でも、3cm角以上あれば十分に使えます。

細かいクラッシュアイスを使うと表面積が大きい分だけ溶けやすく、コーヒーが水っぽくなってしまいます。

氷の大きさはシェケラートの味を左右する意外と大切なポイントなので、ぜひ意識してみてください。

カフェシェケラートで失敗しやすいポイントと対策

はじめて作ったカフェシェケラートが「なんか違う…」と感じたことはありませんか?

よくある失敗には共通の原因があるので、事前に知っておけば回避できます。

原因と対策をまとめています。

よくある3つの失敗パターン
  • 泡が立たない原因はシェイク不足か砂糖の溶け残り
  • 水っぽくなるのは小さな氷を使いすぎているのが原因
  • エスプレッソがぬるいとシェイクしても冷えにくい

泡が立たない原因はシェイク不足か砂糖の溶け残り

しっかりシェイクしたはずなのに泡が立たない…そんな経験はありませんか?

振る時間が短すぎるか、砂糖がきちんと溶けていないことがほとんどの原因です。

最低でも30秒はしっかり振り続けてください。

さらに、砂糖がシェーカーの底に残ったまま振ると泡が安定しにくくなります。

氷を入れる前にスプーンでしっかりかき混ぜておくのがポイントです。

砂糖の代わりにガムシロップを使えば、溶け残りの心配はゼロになります。

水っぽくなるのは小さな氷を使いすぎているのが原因

小さな氷やクラッシュアイスは表面積が大きいため、シェイク中にどんどん溶けてコーヒーを薄めてしまいます。

でき上がりが薄く感じたときは、まず氷のサイズを見直してみてください。

ロックアイスや角氷など、大きめの氷を3〜4個だけ使うのが正解です。

なお、氷を入れすぎるのもNGなので、シェーカー内の半分程度を目安にしてください。

エスプレッソがぬるいとシェイクしても冷えにくい

抽出後に時間が経ったエスプレッソを使うと、温度差が小さくなり氷が溶けにくくなるため、十分に冷えないまま仕上がってしまいます

エスプレッソは抽出したらすぐにシェーカーへ移し、砂糖を溶かして速やかに氷を入れてください。

たとえば抽出後30秒以内にシェイクを開始するのが理想です。

カフェシェケラートのアレンジレシピ5選

基本のカフェシェケラートに慣れたら、フレーバーやトッピングを加えて自分好みにアレンジしてみてはいかがでしょうか?

シロップやリキュール、ミルクの種類を変えるだけで、まったく違った味わいが広がります。

おすすめのアレンジを順に見ましょう。

5つのアレンジアイデア
  • バニラシロップを加えるとデザート感覚で楽しめる
  • アマレットを少量入れればイタリアンバール風の大人味
  • ミルクをプラスしてカフェラテシェケラートに
  • ココナッツミルクで南国風のトロピカルアレンジ
  • ココアパウダーやシナモンを振りかけて見た目もおしゃれに

バニラシロップを加えるとデザート感覚で楽しめる

バニラシロップは製菓用・カフェ用ともにスーパーで手に入り、価格も500円前後と手頃な材料です。

15ml程度加えるだけで、甘い香りがプラスされてスイーツ感覚の一杯に早変わりします。

シェイク前にエスプレッソに混ぜるだけなので手間もかかりません。

さらに甘さを足したい方は、バニラアイスを上に乗せればデザート寄りの仕上がりになります。

アマレットを少量入れればイタリアンバール風の大人味

イタリアのバールでは、シェケラートにリキュールを加える「カフェ・コレット」風のアレンジも定番です。

アマレット(アーモンドリキュール)を15〜20ml加えると、杏仁のような甘い香りと苦味が絶妙にマッチします。

アルコール度数は低めなので、食後の一杯にもぴったりでしょう。

ただしお酒が苦手な方にはアマレットシロップ(ノンアルコール)で代用する方法もあるので、ぜひ試してみてください。

ミルクをプラスしてカフェラテシェケラートに

エスプレッソの苦味がきつく感じたら、シェイク後にミルクを30ml程度加えてみてください

「カフェラテシェケラート」として一段マイルドな味わいに変わります。

カロリーが気になる方は、カフェラテで太る原因と対策の別記事もあわせてご覧ください。

牛乳のほか、オーツミルクやアーモンドミルクでもおいしく仕上がるので、植物性ミルク派の方にも向いた飲み方です。

ココナッツミルクで南国風のトロピカルアレンジ

ココナッツミルクとエスプレッソの組み合わせは、意外なほど相性が良い組み合わせです。

ココナッツのまろやかさがエスプレッソの苦味を包み込み、南国風のトロピカルな味わいに変わります。

缶入りのココナッツミルクを冷蔵庫で冷やしておき、シェイク後のグラスに注ぐだけで完成です。

特に牛乳よりもコクが出るので、デザート感覚で楽しみたい方にもぴったりです。

ココアパウダーやシナモンを振りかけて見た目もおしゃれに

茶こしでココアパウダーをふんわり振りかけるか、シナモンスティックを添えるだけでカフェのような仕上がりになります。

たったこれだけの一手間で、見た目の印象がまったく変わるはずです。

どちらも100円ショップやスーパーで手軽に手に入るのも嬉しいポイントです。

編集部

個人的にはシナモンとの相性が気に入りました。
ほんの少し振りかけるだけで、スパイシーな香りがエスプレッソの苦味を引き立ててくれます。

カフェシェケラートのカロリーとカフェインはどのくらい?

おいしいドリンクほどカロリーやカフェインが気になるものです。

カフェシェケラートは実はかなりヘルシーな飲み物なので、安心して楽しんでください。

具体的な数値を解説します。

カロリーとカフェインの目安
  • 砂糖10gを加えた場合は1杯あたり約40kcalが目安
  • カフェインはダブルショットベースで1杯約120〜150mg
  • カロリーを抑えるならシロップの量を調整するのがポイント

砂糖10gを加えた場合は1杯あたり約40kcalが目安

カフェシェケラートのカロリーは、砂糖の量でほぼ決まります

エスプレッソ自体のカロリーはほぼゼロ(ダブルショットで約5kcal)なので、砂糖10g(約39kcal)を加えても1杯あたり約40〜45kcal程度にしかなりません。

  • 約40kcal…砂糖10g入り1杯あたり
  • 約5kcal…エスプレッソのみ(砂糖なし)

ダイエット中でも楽しめるドリンクを探している方には朗報です。

甘さ控えめにすれば30kcal以下にもなるため、ダイエット中でも罪悪感なく飲めるドリンクです。

カフェインはダブルショットベースで1杯約120〜150mg

カフェシェケラートに含まれるカフェイン量は、ダブルショット(約60ml)のエスプレッソで約120〜150mgになります。

食品安全委員会のカフェインに関する情報によると、健康な成人であれば1日あたり400mgまでのカフェイン摂取であれば健康への悪影響はないとされています。

これはドリップコーヒー1杯(約200ml、カフェイン約90〜120mg)と同程度かやや多い数値です。

📝 カフェイン量の比較

コーヒー1杯(200ml)のカフェイン量は約90〜120mgですので、カフェシェケラート1杯はコーヒー約1〜1.5杯分に相当します。
夕方以降に飲む場合は睡眠への影響を考慮してください。

カフェインが気になる方は、デカフェ豆でエスプレッソを淹れてシェイクするのも一つの方法です。

農林水産省のカフェインに関するQ&Aも参考にしてみてください。

カロリーを抑えるならシロップの量を調整するのがポイント

カロリーが気になるなら、砂糖の量を5gに減らすか、ゼロカロリーの甘味料に置き換える方法がおすすめです。

ただし砂糖を完全にゼロにすると泡が安定しにくくなるため、少量でも入れたほうが仕上がりは良くなります。

「甘さ控えめでも泡をしっかり作りたい」という場合は、砂糖3〜5g程度がちょうど良いバランスです。

カフェシェケラートとアイスコーヒーやアフォガートとの違い

カフェシェケラートに似た冷たいコーヒードリンクとして、アイスコーヒーやアフォガートがあります。

それぞれの違いを整理しておけば、気分やシーンに合わせて飲み分けられます。

ここで主な違いを確認していきます。

3つのドリンクの違い
  • アイスコーヒーはドリップを氷で冷やすだけで泡は立たない
  • アフォガートはアイスクリームにエスプレッソをかけるデザート
  • シェケラートは泡となめらかな口当たりが決め手

アイスコーヒーはドリップを氷で冷やすだけで泡は立たない

ドリップコーヒーを氷の入ったグラスに注いで冷やすのが、日本でもっとも馴染み深いアイスコーヒーの作り方です。

シェーカーで振る工程がないため泡は立たず、さっぱりとした口当たりが特長でしょう。

手軽さではアイスコーヒーに分がありますが、コーヒーの味わいの深さやなめらかさではカフェシェケラートに軍配が上がります。

アフォガートはアイスクリームにエスプレッソをかけるデザート

アフォガートはイタリア生まれのデザートです。

バニラアイスクリームに熱いエスプレッソをかけて食べる(飲む)スタイルで、シェケラートとはまったく別のジャンルに位置します。

シェケラートと同じくエスプレッソがベースですが、アフォガートはあくまでデザートのカテゴリーに入ります。

たとえば食後の甘いものが欲しいときはアフォガート、さっぱりとしたコーヒードリンクが飲みたいときはシェケラートを選ぶと良いでしょう。

シェケラートは泡となめらかな口当たりが決め手

では、3つのドリンクの特長を表で比べてみましょう。

項目 カフェシェケラート アイスコーヒー アフォガート
カテゴリー コーヒードリンク コーヒードリンク デザート
ベース エスプレッソ ドリップコーヒー エスプレッソ+アイス
温度 アイス アイス ホット+アイス
あり なし なし
甘さ 砂糖で調整 お好みで アイスの甘さ

カフェシェケラートだけが持っているのが、シェイクで生まれるきめ細かい泡です。

この泡のおかげでエスプレッソの苦味がまろやかになり、口当たりがなめらかになります。

「なめらかさ」こそがシェケラートにしかないポイントです。

カフェシェケラートに関するよくある質問

カフェシェケラートについて読者の方からよく寄せられる5つの疑問にお答えします。

Q

カフェシェケラートは甘くないと作れませんか?

A

砂糖なしでも作れます。ただし砂糖には泡を安定させる働きがあるため、少し甘くしたほうがきめ細かいクレマになりやすいです。

Q

シェーカーがないときは何で代用できますか?

A

プロテインシェーカーやフタ付きの瓶で代用できます。カクテルシェーカーほどのきめ細かい泡は出にくいですが、十分おいしく仕上がります。

Q

カフェシェケラートはホットでも作れますか?

A

シェケラートは氷でシェイクして急冷する飲み方なので、基本はアイスです。温かいエスプレッソドリンクが飲みたい場合はカフェラテやカプチーノがおすすめです。

Q

スタバでもカフェシェケラートは飲めますか?

A

スターバックスリザーブの一部店舗でシェケラートメニューが販売されています。通常店舗では取り扱いがないため、公式サイトで事前に確認すると安心です。

Q

子どもでも飲めますか?

A

エスプレッソベースのためカフェインが多く含まれます。お子さんにはデカフェ豆で淹れたエスプレッソを使うか、カフェインレスのコーヒーで代用してください。

【まとめ】カフェシェケラートは自宅でもイタリアの夏気分を味わえる一杯

この記事では、カフェシェケラートの基本的な知識から自宅での作り方、コツ、アレンジまで幅広く解説してきました。

この記事のポイントまとめ
  • エスプレッソをシェーカーで振って急冷する、イタリア発祥の夏のコーヒードリンク
  • 中深煎り〜深煎りの細挽き豆で、ダブルショット約60mlを抽出するのが基本
  • マキネッタやエアロプレス、ドリップでもエスプレッソマシンの代用が可能
  • 砂糖を先に溶かし、大きめの氷で30秒シェイクすればきめ細かい泡が作れる
  • 1杯あたり約40kcal(砂糖10g入り)とヘルシーで、カフェインは約120〜150mg

エスプレッソマシンがなくてもマキネッタや手持ちの道具で十分に作れるので、まだ飲んだことがない方もぜひ一度試してみてください。

暑い日におうちカフェのメニューに加えれば、いつもとはひと味違ったコーヒータイムが楽しめるはずです。

✍ この記事を書いた人

うちカフェマイスター編集部

おうちで手軽に楽しめるコーヒーの情報を発信中。豆選びや淹れ方、健康との付き合い方まで幅広くお届けします。

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