コーヒーに添えられる小さなポーション、コーヒーフレッシュ。
「あれってミルクじゃないの?」「添加物だらけで体に悪そう」と、不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、コーヒーフレッシュは1日に数個程度の量であれば、健康に大きな害を及ぼすわけではありません。
ただし、主成分は牛乳ではなく植物油脂なので、成分や安全性について正しく知っておくと安心です。
この記事ではコーヒーフレッシュの成分の正体や、「体に悪い」と言われる理由の真偽、摂取量の目安、そしておうちカフェで楽しめる代替ミルクまで、まとめてお伝えします。
- コーヒーフレッシュの正体と成分
- 「体に悪い」と言われる3つの理由と実際のリスク
- 成分表示の正しい読み方
- 1日に何個まで大丈夫か摂取量の目安
- コーヒーフレッシュの代わりに使えるミルク5種
- おうちカフェで楽しめるアレンジレシピ3選
コーヒーフレッシュは体に悪い?まず正体を知ろう
見た目は白いクリームで「ミルク」と呼ばれることもあるコーヒーフレッシュ。
しかし、その中身は多くの方がイメージする中身とは少し違うでしょう。
コーヒーフレッシュの成分を正しく理解することが、安心して使うための基本です。
まずはその正体を解説します。
- 主成分は「植物油脂」であって牛乳ではない
- 牛乳や生クリームとは栄養成分がまったく違う
- 地域によって呼び名が異なる(コーヒーミルク、ポーションミルクなど)
主成分は植物油脂+水+乳化剤
コーヒーフレッシュの正式な食品分類は「植物油脂クリーミング食品」です。
植物油脂に水を加え、乳化剤で混ぜ合わせ、増粘多糖類でとろみをつけ、香料やカラメル色素で牛乳のような見た目と風味に仕上げた製品がコーヒーフレッシュです。
つまり、あの白い液体は「ミルク風に加工された植物油脂」なのです。
製造工程についても見てみましょう。
- 植物油脂に水を加える
- 乳化剤を使って水と油を均一に混ぜ合わせる
- 増粘多糖類でクリーム状のとろみをつける
- 香料やカラメル色素で風味と色を調整する
- pH調整剤で保存性を高める
牛乳であれば冷蔵保管が必要で日持ちも短いですが、コーヒーフレッシュは常温で長期間保存できます。
この利便性が、飲食店やオフィスで広く使われている理由でしょう。
メーカーによっては、乳脂肪分を含む「乳脂肪タイプ」のコーヒーフレッシュもあります。
すべてが植物性というわけではないため、気になる方はパッケージの成分表示をチェックしてみてください。
牛乳や生クリームとは栄養面でまったく異なる
「コーヒーにミルクを入れている」と思っていても、コーヒーフレッシュの栄養構成は牛乳のそれと大きく異なります。
コーヒーフレッシュにはカルシウムやたんぱく質がほぼ含まれておらず、「牛乳の代わり」にはなりません。
| 項目 | コーヒーフレッシュ(1個5ml) | 牛乳(同量5ml) |
|---|---|---|
| カロリー | 約10〜15kcal | 約3〜4kcal |
| 主成分 | 植物油脂 | 乳脂肪・たんぱく質 |
| カルシウム | ほぼなし | あり |
| たんぱく質 | ほぼなし | あり |
カロリーだけを見ると、コーヒーフレッシュは牛乳の約3〜4倍です。
栄養を摂りたい方にとっては、牛乳や豆乳のほうが適しているでしょう。
ただし、1個あたりの量は約5mlとごく少量のため、カロリーの差が健康に直接大きな影響を与えることは考えにくいです。
地域によって呼び名が違う(ポーションミルク等)
コーヒーフレッシュという呼び名は主に関西地方を中心に広まった名称であり、実は全国共通の名称ではありません。
関東では「コーヒーミルク」、北海道では「ポーションミルク」、業務用では「コーヒークリーム」と呼ばれることもあります。
呼び名が違っても、中身はほぼ同じ「植物油脂クリーミング食品」です。
地域ごとに親しまれてきた商品名やメーカーの違いが、呼び名の差を生んでいます。
喫茶店で「ミルクをください」と言って渡されるのがコーヒーフレッシュだったという経験は、誰しもあるのではないでしょうか。
コーヒーフレッシュが安くて日持ちする理由
コーヒーフレッシュが安価で売られているのには、明確な理由があります。
乳製品を使わずに植物油脂をベースに作られているため、原材料コストを大幅に抑えられるのがポイントです。
また、常温で長期間保存できる作りになっているため、流通でのコストもかかりません。
牛乳のように冷蔵保存が必要ないことは、飲食店やオフィスで重宝される理由の一つに挙げられるでしょう。
便利な反面、さまざまな成分によってその利便性が支えられているという側面も覚えておいてください。
コーヒーフレッシュが体に悪いと言われる3つの理由
コーヒーフレッシュが「体に悪い」と言われる背景には、主に3つの理由があります。
ただし、どれも「大量に摂取した場合」のリスクを指摘した内容であり、通常の使い方であれば過度に心配する必要はありません。
根拠のあるデータをもとに解説します。
- トランス脂肪酸が含まれている可能性
- 乳化剤や添加物が含まれている
- カロリーや糖質は少量だがゼロではない
トランス脂肪酸は含まれるがWHO基準の約1/50量
コーヒーフレッシュが「体に悪い」と言われる最大の理由は、トランス脂肪酸の存在でしょう。
植物油脂を加工する過程で、微量のトランス脂肪酸が生成される場合があります。
トランス脂肪酸を過剰に摂取すると、動脈硬化や心筋梗塞のリスクが高まるとされ、海外では使用を制限している国もあるのです。
しかし、コーヒーフレッシュ1個あたりのトランス脂肪酸含有量は約0.02〜0.04gとごく微量で、WHOが示す1日の上限値(約2g)の約1/50にすぎません。
WHO基準で単純に計算すると、1日に約50個分のコーヒーフレッシュを使ってはじめて上限に達する計算です。
コーヒー2〜3杯に1個ずつ入れる程度であれば、トランス脂肪酸の影響を心配する必要はほぼないでしょう。
さらに、近年は「トランス脂肪酸 0.0g」と表示された商品も増えてきています。
気になる方は、成分表示をチェックしてトランス脂肪酸フリーの商品を選ぶという方法もあります。
乳化剤や添加物は厚生労働省が安全性を認めた範囲
コーヒーフレッシュには乳化剤、増粘多糖類、pH調整剤、香料などの食品添加物が使われています。
「添加物が多い=体に悪い」というイメージを持つ方も少なくないでしょう。
しかし、日本で使用されている食品添加物は、食品衛生法に基づいて厚生労働省が安全性を認めた成分のみです。
過去に乳化剤による健康被害が報告されたケースもありましたが、その因果関係は証明されていません。
現時点では、「通常の使用量で健康に害がある」という科学的な根拠は確認されていないのです。
海外の一部の研究では、カラギーナン(増粘剤の一種)やBHA・BHT(保存料)の大量摂取による影響も指摘されています。
ただし、これらはコーヒーフレッシュの少量摂取で問題になるレベルではありません。
添加物が気になる方は、パッケージ裏面の原材料名欄をチェックしてみましょう。
「乳化剤(レシチン)」のように、天然由来の乳化剤を使用している商品もあります。
1個あたり約10〜15kcalで糖質・脂質も含まれる
コーヒーフレッシュのカロリーは、1個(約5ml)あたり約10〜15kcalです。
ブラックコーヒーがほぼ0kcalであることを考えると、フレッシュを入れるたびに10kcal以上が加算されることになります。
1日3杯にフレッシュを1個ずつ入れた場合、約39〜45kcalの追加です。
この数値だけを見れば大きな影響はなさそうですが、毎日の積み重ねとして考えると無視はできません。
特にダイエット中の方や糖質制限をしている方は、「知らないうちにカロリーを摂取していた」ということがないよう意識しておく必要があります。
小さな積み重ねが、将来的にコレステロール値や血糖値に影響を与える要因にもなり得るからです。
ちなみに、牛乳を同量(5ml)入れた場合のカロリーは約3〜4kcalです。
カロリーが気になる場合は、牛乳や無調整豆乳に切り替えるだけで摂取カロリーを抑えられます。
体に悪いコーヒーフレッシュを避ける成分表示の読み方
「体に悪いかどうか」を自分で判断するには、商品の成分表示を読み解くスキルが役立ちます。
コーヒーフレッシュのパッケージ裏面には、原材料や栄養成分が表示されているため、購入時にチェックしてみましょう。
- 「植物油脂クリーミング食品」と「乳脂肪タイプ」の違い
- トランス脂肪酸の含有量表示
- カゼインNa(乳由来成分)の有無
「植物油脂クリーミング食品」と「乳脂肪タイプ」の違い
コーヒーフレッシュは大きく2つのタイプに分かれます。
パッケージの食品分類に「植物油脂クリーミング食品」と書かれている場合は植物油脂ベース、「乳等を主要原料とする食品」と書かれている場合は乳脂肪ベースです。
| タイプ | 主成分 | 特徴 |
|---|---|---|
| 植物油脂クリーミング食品 | 植物油脂 | 低コスト、長期保存可能 |
| 乳脂肪タイプ | 乳脂肪(生クリーム由来) | 風味が豊か、要冷蔵 |
乳脂肪タイプは生クリームに近い味わいが楽しめますが、価格が高めで保存期間も短くなります。
植物油脂タイプのほうが圧倒的に流通量が多く、喫茶店やオフィスで出されるのはほとんどがこちらのタイプでしょう。
「原材料名」欄の先頭に書かれている成分が、その商品の主成分です。
「植物油脂」が先頭に来ていれば植物油脂ベース、「クリーム」や「乳製品」が先頭なら乳脂肪ベースと判断できます。
「トランス脂肪酸0.0g」表示の商品も選べる
近年、健康意識の高まりを受けて、トランス脂肪酸を含まない(または検出限界以下の)コーヒーフレッシュが増えています。
栄養成分表示の欄に「トランス脂肪酸 0.0g」と明記されている商品を選べば、トランス脂肪酸の摂取を気にせずに済みます。
スーパーやコンビニで購入する際は、パッケージ裏面の栄養成分表示欄を確認してみてください。
すべての商品にトランス脂肪酸量が記載されているわけではありませんが、記載がある商品は健康への配慮が読み取れるでしょう。
メーカーの公式サイトでも栄養成分の情報を公開している場合があるため、気になる方はあわせてチェックしてみてください。
カゼインNa入りの商品は乳アレルギーに要注意
コーヒーフレッシュの原材料には「カゼインNa(カゼインナトリウム)」が記載されていることがあります。
カゼインNaは牛乳由来のたんぱく質を加工した成分であり、乳アレルギーのある方が摂取するとアレルギー反応が出る場合があります。
「植物性」と書かれていても、カゼインNaが入っていれば乳由来成分を含んでいるということです。
乳アレルギーがある方は、必ず原材料名の欄で「乳成分」のアレルギー表示を確認してください。
カゼインNa自体に発がん性があるという科学的証拠は、現時点では確認されていません。
安全性については厚生労働省が認めた範囲内で使用されていますが、アレルギーをお持ちの方だけは気をつけてください。
コーヒーフレッシュは体に悪い?1日の摂取量の目安
「体に悪いかどうか」は、結局のところ「どれくらい使うか」にかかっています。
具体的な数値をもとに、安心できる摂取量の目安を解説します。
- WHO基準では1日約50個分が上限(トランス脂肪酸ベース)
- 1日3杯に各1個なら健康リスクは低い
- 気になるなら使う頻度を調整する方法もある
WHO基準で換算すると1日約50個分が許容ライン
WHOが推奨するトランス脂肪酸の摂取上限は、1日の総エネルギー摂取量の1%未満とされています。
日本人の平均的なカロリー摂取量(約2,000kcal/日)で計算すると、1日あたり約2gが上限です。
コーヒーフレッシュ1個あたりのトランス脂肪酸は約0.02〜0.04gのため、上限に達するには約50〜100個が必要になります。
日常的にこれほどの量を使う方はまずいないでしょう。
トランス脂肪酸の観点で見れば、コーヒーフレッシュの安全性は非常に高いと言えます。
1日3杯に各1個なら健康リスクは低い
コーヒーフレッシュの一般的な使用量は、コーヒー1杯につき1個(約5ml)です。
1日3杯のコーヒーにそれぞれ1個ずつ入れた場合でも、摂取するトランス脂肪酸は約0.06〜0.12gで、WHO上限値の3〜6%程度にとどまります。
カロリーの面でも約39〜45kcalの追加にすぎず、通常の食生活であれば問題になることは考えにくいでしょう。
厚生労働省も、日本人のトランス脂肪酸摂取量は欧米と比べて少なく、健康への影響は小さいとの見解を示しています。
気になるなら「週に数回だけ」に切り替えもあり
「毎日使い続けるのは何となく不安」という方には、使用頻度を減らすという方法もあります。
たとえば平日はコーヒーフレッシュ、週末は牛乳やオーツミルクに切り替えるといった使い分けが、無理なく続けやすいでしょう。
「ゼロか100か」ではなく、自分にとって心地よいバランスを見つけてみてください。
コーヒーフレッシュの手軽さを活かしつつ、代替ミルクの良さも取り入れる暮らし方が、おうちカフェを長く楽しむコツと言えるでしょう。
ダイエット中ならブラックか牛乳に置き換えが安心
脂質とカロリーが含まれるコーヒーフレッシュは、ダイエット中には少し配慮が必要です。
カロリーを抑えたい場合は、ブラックコーヒーのまま飲むか、牛乳を少量加える程度の飲み方がぴったりでしょう。
チリツモで摂取カロリーが増えてしまうより、脂肪分の少ないミルクを選ぶほうがダイエットには適しています。
どうしてもまろやかさが欲しいときは、無調整豆乳やオーツミルクを選ぶのも一つの手でしょう。
日々の積み重ねが気になる方は、ミルクの種類を見直してみてください。
体に悪い要素ゼロの自家製コーヒーフレッシュを作る方法
市販のコーヒーフレッシュの成分が気になるなら、自宅で手作りしてみるのも一つの手段です。
特別な材料は必要なく、スーパーで手に入るものだけで、体に悪い要素ゼロのクリーマーが完成します。
作り方やメリット、保存の注意点について解説していきましょう。
- 牛乳とバターで作れるため安心
- 保存料ゼロで体に負担をかけない
- その日のうちに使い切るのが基本
余った牛乳で安心の自家製フレッシュが手軽に作れる
自宅にある牛乳を少し工夫するだけで、コーヒーにぴったりなフレッシュを作れるのです。
最大の特徴は、植物油脂や乳化剤などの添加物を一切使わず、100%安心できる材料で作れることです。
週末だけリッチなコーヒーを楽しみたいときなど、少量だけ必要な場面でもすぐに用意できるでしょう。
冷蔵庫で半端に余ってしまった牛乳の消費にも役立ちます。
健康を意識する方にとって、素材がすべて目に見えるのは大きなメリットです。
また、好みに合わせて牛乳を無調整豆乳やオーツミルクにアレンジすることも可能です。
自分だけのオリジナルフレッシュを作れるのも手作りならではの魅力と言えるでしょう。
自家製コーヒーフレッシュの材料と作り方
作り方はとてもシンプルで、火にかけて混ぜ合わせるだけで作れるのです。
材料は「牛乳50ml」と「無塩バター5g」の2つのみで、これらを耐熱容器に入れて軽く温めるだけです。
具体的な手順は以下の通りです。
- 耐熱のマグカップに牛乳を入れる
- 電子レンジ(600W)で約20秒温める
- 温まった牛乳に無塩バターを加え、スプーンで溶かすようによく混ぜる
- バターが完全に溶けたら完成
バターを加えることで、牛乳だけでは出せない濃厚なコクとまろやかさが生まれます。
もし甘みが欲しい場合は、ここにはちみつや砂糖を少し加えると、シロップ入りのような味わいを楽しめるでしょう。
さらにミルクフォーマーを使って泡立てれば、まるでお店のようなふんわりとしたクリームに仕上がります。
手作りの場合は保存期間が短いためその日のうちに使い切る
手作りのコーヒーフレッシュは食品添加物不使用であるため、市販のポーションタイプのように長持ちしません。
保存料やpH調整剤が一切入っていないことから、作ったら必ずその日のうちに使い切るようにしてください。
温めた牛乳とバターの混合物は傷みやすいため、翌日に持ち越すのは避けたほうが無難です。
常温での放置は避け、もし数時間置く場合は必ず冷蔵庫に入れて保管してください。
必要な分だけをその都度作るのが、安全でおいしく楽しむためのポイントになります。
少し手間かもしれませんが、健康と引き換えの時間と考えれば、休日の特別な時間にふさわしい選択でしょう。
コーヒーフレッシュが体に悪いなら試したい代替ミルク5選
コーヒーフレッシュの成分が気になる方は、ほかのミルクに切り替えるのも良い手段です。
それぞれの味や栄養の特徴を知っておくと、自分に合ったミルクが見つかりやすくなるでしょう。
各ミルクの特徴を解説します。
- 牛乳(カルシウム豊富でコスパ良し)
- 豆乳(イソフラボンも摂取できる)
- オーツミルク(低脂質で食物繊維が豊富)
- アーモンドミルク(ビタミンE豊富で低カロリー)
- 生クリーム(贅沢なコク)
牛乳はカルシウムも摂れてコスパが良い
コーヒーフレッシュの代用として最も身近なのは、やはり牛乳でしょう。
牛乳はカルシウムとたんぱく質が豊富で、コーヒーの苦味をまろやかにしつつ栄養も摂取できます。
- カルシウムや良質なたんぱく質が摂取できる
- どこでも安く手に入り、コスパが非常に高い
- コーヒーの苦味をマイルドに包み込んでくれる
カフェインの吸収スピードを穏やかにする働きもあるため、胃への刺激が気になる方にもぴったりでしょう。
冷蔵庫にある牛乳をそのまま注ぐだけなので、特別な準備も必要ありません。
カロリーは同量(5ml)で約3〜4kcalと、コーヒーフレッシュの約1/4です。
ただし、コーヒーフレッシュと同じ少量では「入れた感」が薄いため、大さじ1〜2程度は加えたいところでしょう。
豆乳はあっさりした味わいでイソフラボンも摂れる
豆乳はコーヒーとの相性が良く、カフェチェーンでも「ソイラテ」として定番メニューになっています。
牛乳よりもあっさりとした味わいで、大豆イソフラボンやたんぱく質も同時に摂取できるのが嬉しいところです。
- 大豆由来のイソフラボンが摂取できる
- 牛乳よりも後味がスッキリしている
- 封を開ける前なら常温で数か月保存できるためストックしやすい
無調整豆乳と調製豆乳がありますが、コーヒーに加える場合は調製豆乳のほうがまろやかで飲みやすいでしょう。
無調整豆乳はやや癖がありますが、大豆の味をしっかり感じたい方には合います。
オーツミルクは低脂質で食物繊維も豊富
最近のカフェチェーンで人気が高まっているオーツミルクも、コーヒーフレッシュの代替として選ばれています。
オーツ麦(えん麦)から作られた植物性ミルクで、牛乳や豆乳に比べて低脂質で、食物繊維もたっぷり。
- 牛乳と比べて脂質が低く、悪玉コレステロールを下げるβグルカン(食物繊維)を含む
- コーヒーを淹れたときの風味がクリーミーでリッチになる
- カルシウムが添加されている商品も多く、栄養バランスが良い
コクがしっかりあるため、少量でもコーヒーにまろやかさを加えてくれるでしょう。
「脂質を抑えたいけど、ブラックは苦手」という方に、ちょうど良い選択になります。
アーモンドミルクはビタミンE豊富で低カロリー
アーモンドミルクは、牛乳や豆乳と比べてカロリーが低く、ビタミンEが豊富です。
200mlあたりのカロリーは約30〜40kcalと、牛乳(約130kcal)の約1/3程度にとどまります。
- 代替ミルクの中でトップクラスにカロリーが低い(※無糖タイプ)
- 抗酸化作用のあるビタミンEが摂取できる
- アーモンドの香ばしさがコーヒーの風味を引き立てる
ほんのりとしたナッツの香りがコーヒーに合い、特にアイスコーヒーとの組み合わせが人気です。
抗酸化作用のあるビタミンEが含まれており美容を意識する方などからも選ばれています。
- 牛乳やオーツミルクよりもコクは控えめ
まろやかさを出したい場合はやや多めに入れるか他のミルクとブレンドしても良いでしょう。
生クリーム少量で贅沢なコクが楽しめる
リッチなコーヒーを楽しみたいなら、生クリームを少しだけ加える方法もぴったりです。
生クリーム(乳脂肪35%以上)を大さじ1程度加えると、カフェのような濃厚でなめらかな味わいになります。
- カフェのような濃厚でリッチな仕上がりになる
- 植物油脂由来のトランス脂肪酸を気にせず純粋な乳脂肪を楽しめる
ホイップして浮かべればウインナーコーヒー風にもアレンジでき、週末のコーヒータイムが少しの贅沢に変わるでしょう。
- 牛乳よりもカロリーが高いため使いすぎには注意が必要
「たまの贅沢」として楽しむくらいが、ちょうど良いバランスでしょう。
体に悪い要素なしで安心のコーヒーフレッシュ代用アレンジ3選
コーヒーフレッシュを使わなくても、おうちカフェでリッチなコーヒーを楽しめる方法はたくさんあります。
特別な道具がなくてもできる簡単なアレンジを3つご紹介しましょう。
- フォームミルクで本格カフェラテ
- はちみつ+シナモンのスパイスコーヒー
- バニラエッセンスで手軽にフレーバーコーヒー
ふわふわフォームミルクで本格カフェラテを作る
コーヒーフレッシュの代わりに、ふわふわのフォームミルクを使えば、一気にカフェクオリティの一杯が完成するでしょう。
電子レンジで温めた牛乳を、ミルクフォーマー(100円ショップでも購入可能)で30秒ほど泡立てるだけで、きめ細かいフォームミルクが作れます。
- 牛乳80〜100mlを耐熱カップに入れ、600Wの電子レンジで約50秒加熱する
- ミルクフォーマーで表面を泡立てる(約30秒)
- 濃いめに淹れたコーヒーの上にそっと注ぐ
コーヒーフレッシュでは味わえない、ふわふわの口当たりとクリーミーなコクをぜひ楽しんでみてください。
豆乳やオーツミルクでも同じように泡立てられるため、好みのミルクで試してみてください。
はちみつ+シナモンで甘さとスパイス感をプラス
砂糖の代わりにはちみつを使い、シナモンパウダーをひと振りするだけで、コーヒーフレッシュなしでもリッチな味わいに仕上がります。
はちみつ小さじ1+シナモンパウダーをひと振りで、カフェ風スパイスコーヒーの完成です。
はちみつの天然の甘みはコーヒーの苦味とよく合い、シナモンの香りが全体を上品にまとめてくれます。
冬場はホットで飲むと体がぽかぽかと温まるでしょう。
カルダモンやナツメグを加えると、さらにスパイス感が増してチャイ風のアレンジも楽しめるでしょう。
バニラエッセンス数滴でフレーバーコーヒーに
フレーバーコーヒーは高いイメージがありますが、自宅なら数滴のバニラエッセンスで手軽に作れるのをご存じでしょうか。
コーヒーにバニラエッセンスを2〜3滴たらすだけで、甘い香りのフレーバーコーヒーに変わります。
カロリーはほぼ増えないため、ダイエット中の方でも罪悪感なく楽しめるのが嬉しいところ。
バニラの香りは気持ちを落ち着かせる効果もあるとされており、リラックスタイムにぴったりです。
お菓子作り用のバニラエッセンスがあれば、すぐにでも試せます。
体に悪い成分が気になる?余ったコーヒーフレッシュの使い道
「来客用に買ったけれど、余ってしまった」という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
コーヒーフレッシュは液体のまま捨てづらく、賞味期限も気になるところです。
実のところ、コーヒー以外にも料理やスイーツ作りに活用できる便利なアイテムなのです。
具体的な活用例を2つ解説します。
- カレーやシチューの隠し味にする
- パンケーキや卵料理に加える
- まろやかさとコクを手軽にプラスできる
カレーやシチューにちょい足ししてコクを出す
コーヒーフレッシュは植物油脂がベースでありながら、クリーミーなとろみを持っています。
完成したカレーやシチューのお皿にポーション1個分を回しかけるだけで、洋食屋さんのような本格的なコクが生まれます。
スパイスの角が取れて味がまろやかになるため、少し辛口に仕上がってしまった際のリカバリーにも役立つでしょう。
生クリームを買うほどではないけれど、少しだけリッチな風味を足したいときにぴったりです。
特にトマトベースの煮込み料理や、ビーフシチューなどと相性が良いため、ぜひ試してみてください。
温かいインスタントのコーンスープやかぼちゃスープに数滴入れるだけでも、ワンランク上の味わいに変化します。
パンケーキやフレンチトーストの生地に加える
お菓子作りで、牛乳の代わりにコーヒーフレッシュを少量混ぜ込むのも良い活用法です。
パンケーキやフレンチトーストの生地を作るときに1〜2個加えると、いつもよりしっとりとした焼き上がりになります。
油脂分が加わることで生地のぱさつきを防ぎ、なめらかな食感をキープしてくれる働きがあります。
また、プリンを作る際に生クリームの代用としてブレンドすれば、手軽にコクをアップさせることも可能です。
スイーツだけでなく、オムレツやスクランブルエッグに混ぜると、ホテルの朝食のようなふわふわ感を出せます。
賞味期限が迫ったポーションを一気に消費したいときなど、幅広い料理に役立ててみてください。
コーヒーフレッシュは体に悪いのか?よくある質問
コーヒーフレッシュについて、読者の方からよく寄せられる疑問をQ&A形式でまとめました。
気になるポイントを解説します。
- 毎日使っても大丈夫?
- 妊娠中や授乳中は?
- 発がん性はある?
- 粉末クリームとどちらが良い?
- 開封後の日持ちは?
毎日コーヒーフレッシュを使っても大丈夫ですか?
1日に数個程度であれば、毎日使っても健康への大きなリスクは低いと言えます。
トランス脂肪酸の含有量はごく微量で、WHOが示す1日の上限値の数パーセントにすぎません。
ただし、気になる方は牛乳や豆乳との使い分けを取り入れると安心でしょう。
妊娠中や授乳中に使っても問題ありませんか?
コーヒーフレッシュ自体は、使用量が1〜2個程度であれば問題ありません。
ただし、妊娠中はカフェインの摂取量に注意が必要です(1日200mg以下が推奨)。
コーヒーフレッシュにカフェインは含まれていないため、注意すべきはコーヒー自体の量ということになります。
不安がある場合は、かかりつけの医師に相談してみてください。
発がん性があるというのは本当ですか?
現時点で、コーヒーフレッシュに含まれる成分に発がん性が確認されたという科学的根拠はありません。
カゼインNaやトランス脂肪酸に発がん性があるという情報はネット上で広まっていますが、厚生労働省が許可した添加物の使用範囲内であれば安全性は確保されています。
根拠のない情報に惑わされず、公的機関のデータを参考にすると安心です。
粉末クリーム(クリープ)とどちらが体に良い?
一概にどちらが良いとは言えませんが、成分に違いがあります。
クリープ(森永乳業)の場合、主原料は乳製品(乳糖・脱脂粉乳・クリーム)であり、牛乳に近い成分構成です。
植物油脂を主原料とするコーヒーフレッシュと比べると、乳由来の栄養素を含む点で異なります。
添加物の少なさを重視する方には、乳製品ベースの粉末クリームのほうが安心感があるでしょう。
開封後のコーヒーフレッシュはどのくらい持つ?
個包装のポーション型であれば、開封しない限り常温で長期保存が可能です。
開封した後は、酸化が進むため早めに使い切ってください。
賞味期限はメーカーや商品によりますが、未開封でおおむね60〜120日程度の製品が多いでしょう。
高温多湿や直射日光を避けて保管してください。
【まとめ】コーヒーフレッシュが体に悪いかは使い方次第で安心できる
コーヒーフレッシュの正体は「植物油脂をベースに作られたクリーミング食品」であり、牛乳とは異なる性質を持っています。
しかし、1日に数個程度の使用であれば、WHOや厚生労働省の基準を大きく下回るため、健康への影響を過度に心配する必要はないでしょう。
- コーヒーフレッシュの主成分は植物油脂であって牛乳ではない
- トランス脂肪酸の含有量はWHO上限の約1/50とごく微量
- 乳化剤や添加物は厚生労働省が安全性を認めた範囲で使用されている
- 1日3個程度の使用なら健康リスクは低い
- 気になる方は牛乳・豆乳・オーツミルクなどの代替ミルクを活用する
- 成分表示をチェックすれば「トランス脂肪酸 0.0g」の商品も選べる
「毎日のコーヒーフレッシュが心配で…」という方は、まず成分表示をチェックしてみてください。
それだけで、何を体に入れているのかを自分で把握できるようになります。
そして、たまには牛乳やオーツミルクに切り替えたり、フォームミルクでカフェラテを作ってみたりすると、おうちカフェの楽しみ方がもっと広がるはずです。
自分の体と向き合いながら、毎日のコーヒータイムを安心して楽しんでいきましょう。

