「毎日飲むコーヒーだからこそ、手軽に買えてコスパの良いスーパーのコーヒーを選びたい」と考える方は多いはずです。
しかし、コーヒーコーナーには多くのメーカーの商品が並んでいるため、どれが自分の好みに合うのか迷ってしまう経験はないでしょうか?
スーパーの安くて美味しいコーヒーを探すなら、まずは毎日の飲むペースに合わせた「焙煎度合い」と「グラム単価(1杯15〜25円)」を基準にするのが失敗しないコツです。
今回は、UCCや小川コーヒーなどの市販ブランドのなかでも、専門店レベルの味わいを楽しめる編集部おすすめの高コスパ銘柄7選をピックアップしました。いつもの一杯を格上げする抽出の裏技や、美味しさを長持ちさせる正しい保存方法とともにご提案します。
- 失敗しないコーヒーの選び方は「グラム単価の安さ」と「焙煎度合いのグラフ」に注目すること
- スーパーの定番コーヒーなら小川コーヒーやUCCなど高コスパな7銘柄がおすすめ
- 2週間以内で飲み切るなら常温の冷暗所に入れ、長期間保存するなら冷凍庫に分けるのが正解
- 沸騰直後ではなく85〜90度のお湯で20秒蒸らすだけで専門店レベルの味に格上げできる
スーパーで買える安くて美味しいコーヒーを選ぶ4つのポイント
日常用のコーヒーを選ぶ際は、少しでも安いものを選ぶだけでなく、自分の味の好みや抽出スタイルに合っているかを確認することが失敗しないための重要なポイントです。
パッケージの裏面などでチェックすべき4つの判断基準について、一つずつ解説します。
- 好みによる焙煎度合いの選び方
- タイプごとの長所と短所を知る
- コストパフォーマンスの確認方法
- 産地が生み出す味の違い
焙煎度合いから自分好みの味を見つける
コーヒーの味を最も大きく分ける基準が、豆に火を入れる加減である「焙煎度合い」です。
手軽に自分の好みに合わせたテイストを見つけるためには、パッケージ表面のグラフを確認するのがおすすめです。
苦味が少なくフルーティーな酸味や香りが特徴の「浅煎り」は、ブラックのまま豆が持つ本来の香りを楽しみたい方に向いています。
しっかりとした苦味と深いコクが引き出されている「深煎り」は、ミルクをたっぷり入れてカフェオレにするなどに適した選択肢です。
普段どのように飲んでいるかを思い返して選んでください。
パッケージの表記を見るだけでも、失敗するリスクを減らすことができます。
抽出スタイルごとに「豆・粉・ドリップバッグ」を比較する
同じ商品ラインナップでも、販売されている形状によって向いている人はさまざま。
ご自宅にミルなどのグラインダーを持っている場合は、飲む直前に挽ける「豆」で購入した方が、香りが逃げにくく長期間美味しく飲めるのでぴったりです。
わざわざ道具を用意せず、少しでも淹れる手間と洗い物を減らしたい場合は「粉」の状態を選ぶのが基本となります。
1杯だけを手軽に淹れたいときには、お湯を注ぐだけの「ドリップバッグ」が活躍するでしょう。
休日は豆から挽いて、平日の朝はドリップバッグを使うなど、生活リズムに合わせて使い分けるのも上手な取り入れ方です。
毎日飲むならグラム単価も重要な判断基準
日々のかさむ出費を抑えたい場合、まず本体の販売価格の比較が欠かせないポイントです。
商品の内容量から、1杯あたりや100gあたりのグラム単価を計算して比較してください。
一般的に、スーパーの大容量サイズのコーヒー粉であれば、1杯あたり15〜25円前後とコスパが高くなっています。
さらにコスパの良い商品を探している方は、コスパ最強のおすすめコーヒー豆はこれ!安くて美味しく、失敗しない選び方を解説もあわせてご覧ください。
一方で少し贅沢なブランドの商品でも、1杯あたり40〜60円程度に収まることがほとんどです。
日々の予算の上限を決めてから売り場に行くのが良いでしょう。
そうすることで、スムーズに自分に合った商品を見つけられます。
産地ごとの特徴を知って自分に合うブレンドを探す
市販のコーヒーのパッケージには「〇〇ブレンド」といった名称とともに、メインで使用している豆の産地が記載されています。
メインとなる産地の大まかな特徴を知っておくと、飲んだときの味を想像しやすくなり便利です。
- ブラジル産メイン:全体のバランスが良く、ナッツのような香ばしさがあり、クセが少なく飲みやすい点にあります。
- コロンビア産メイン:コクとしっかりした酸味があり、マイルドで重厚な仕上がりとなっています。
- モカ産メイン:花や果実のような華やかな香りと、フルーティーなテイストが楽しめるのが特徴です。
これらの特徴をパッケージ情報と照らし合わせることでハズレを引くリスクを減らし、毎朝のコーヒータイムをより充実したものにできます。
(参考:朝に飲むコーヒーの健康メリットについて)
【本当においしい】スーパーの安くて美味しいコーヒーおすすめ7選
スーパーに並ぶ数あるコーヒーの中から、コスパの良さと味わいのバランスに優れている人気商品を厳選しました。
自分にぴったりの一杯が見つかるはずです。
ここでは、日々の負担にならない価格帯でありながら、満足感の高い味わいが充実している7つのアイテムを順番に解説します。
- 小川コーヒー店の有機コーヒー
- スターバックスの定番ブレンド
- 大容量で人気のMJB
- キーコーヒーのエコノミーライン
- UCCの定番スペシャルブレンド
- タリーズの家庭用商品
- ドトールのまろやかな一杯
1.小川コーヒー店「有機コーヒーオリジナルブレンド」
京都の老舗焙煎メーカーである小川コーヒーが手がける、オーガニックコーヒー豆を使用した人気のブレンドです。
有機JAS認証を受けたペルー産やエチオピア産などの豆をブレンドしており、柔らかな酸味の中にしっかりとしたコクを感じられます。
少し価格帯は上がりますが、スーパーで買える商品の中ではトップクラスに香りが高く、専門店レベルの味わいを楽しめるのが嬉しいポイント。
休日のゆっくりした時間に、少し贅沢な一杯を楽しみたい方に向いています。
来客用として用意しておいても喜ばれるでしょう。
2.スターバックス「ハウスブレンド」
スターバックスの店舗で出されるコーヒーを、自宅でも手軽に味わえるように作られた定番商品となっています。
現在はネスレから販売されており、全国の多くのスーパーに並ぶほどの人気ぶり。
ラテンアメリカ産の豆を中深煎りで仕上げており、ナッツやココアのような香ばしい風味を味わえるのが特徴です。
コーヒーとココアの組み合わせに興味がある方は、コーヒーとココアを混ぜるとどうなる?究極の黄金比と作り方もあわせてご覧ください。
酸味と苦味のバランスが良く、多くのお菓子とも相性がばっちりな点も魅力でしょう。
豆・粉・ドリップバッグなど幅広いラインナップが展開されており、自分のスタイルに合わせて選びやすいのも人気の理由です。
店舗の味を自宅で再現できるのが強みと言えます。
3.MJB「アーミーグリーン」
古くから愛され続けている、緑色の特大缶や大容量パッケージでおなじみのロングセラー商品です。
800g以上の特大サイズで販売されていることも多く、非常に優れたグラム単価の安さを誇るため、日々の飲み物代を極限まで節約したい方に人気があります。
ブラジル産やコロンビア産の豆をベースにしたやや深煎りのブレンドで、酸味が少なく飲みやすい設計といってよいでしょう。
マグカップにたっぷり淹れて、アメリカン感覚で日常的に何杯も飲みたい方に寄り添ってくれるはずです。
酸味が少ないコーヒー豆を探している方は、もう酸っぱくない!酸味の少ないコーヒー豆の選び方と淹れ方を解説もあわせてご一読ください。
4.キーコーヒー「グランドテイスト豊かなコク」
キーコーヒーが販売する「グランドテイスト」シリーズは、毎日の買い出しのついでに手に入れやすいエコノミー価格帯の商品。
中でもこの「豊かなコク」は、しっかりとした重厚な味わいを引き出しています。
深煎りの香ばしさが全面に出ているため、そのままブラックで飲むのはもちろん、たっぷりのミルクや砂糖を加えてもコーヒーの味が負けません。
朝食のパンと合わせたり、家族で飲むカフェオレを作ったりするのに向いているアイテム。
毎日飲んでも口当たりが良いため、常備しやすいでしょう。
5.UCC「ゴールドスペシャル・スペシャルブレンド」
コーヒーコーナーに必ずと言っていいほど置かれている、日本を代表する大定番のブレンドとなっています。
長年の焙煎技術で作られた安定した味わいが、多くのコーヒーファンに選ばれ続けている理由でしょう。
「ずっと飲んでも飲み飽きない」ことをコンセプトにしており、ほのかな甘みと優しい酸味、控えめな苦味のバランスが絶妙です。
来客用としてストックしておいたり、家族全員の好みを問わずに共有して飲むコーヒーとしても重宝します。
6.タリーズコーヒー「バリスタズロースト・スタンダード」
タリーズコーヒーの本格的な味わいを家庭でも楽しめるように開発された、伊藤園から販売されている商品です。
ブラジル産の豆をベースに、豊かなコクと香ばしさを最大限に引き出しています。
ドリップバッグ形式のパッケージが充実しており、マグカップにかけてお湯を注ぐだけで、本格的なカフェの雰囲気を味わえるのが嬉しい部分となっています。
酸味が少なくクリアで爽やかな苦味が特徴なので、お仕事の合間のリフレッシュなどに活用できます。
自宅のデスクワーク中などにもおすすめしたい一杯です。
7.ドトールコーヒー「香り豊かなまろやかブレンド」
全国展開するドトールコーヒーショップのノウハウが詰め込まれた市販用のドリップコーヒーです。
ブラジルやコロンビアの豆を使用し、日本人好みのマイルドで飲みやすい味わいを作り上げています。
商品名の通り、酸味や苦味の角が取れた「まろやかさ」が特徴で、コーヒーの強い苦味が苦手な方でもすっきりと飲めます。
毎朝の目覚めの一杯として、胃に重すぎないマイルドで優しい味わいを探している方に寄り添うブレンドです。
安くて美味しい状態をキープ!スーパーで買ったコーヒーの正しい保存方法
せっかく美味しいコーヒーを買ってきても、保存方法を間違えるとすぐに風味が落ちてしまいます。
最後の一杯まで美味しさを長持ちさせるための正しい保存環境について一つずつ解説しましょう。
- 常温の冷暗所で保管するための期間の目安
- 長期間鮮度を保つための冷凍庫の活用法
2週間以内で飲み切るなら密閉容器に入れて常温の冷暗所へ
コーヒーは、空気や光に触れることで劣化が徐々に進みます。
開封してから2週間以内で飲み切るペースであれば、袋の空気をしっかり抜いてからキャニスターなどの密閉容器に移し替えて保管してください。
保存場所は、直射日光が当たらない戸棚の奥など涼しい環境が適しています。
コンロの脇や窓際などは温度変化が激しく、劣化を進めてしまう原因となるため避けるよう注意しましょう。
冷蔵庫での保管に関しては、他の食品の匂いが移りやすいため、基本的にはおすすめしません。
長期保存する場合は小分けにして冷凍庫を活用する
大容量サイズの袋を買ったり、飲むペースが遅くて2週間以上かかってしまう場合は、冷凍保存が効果的です。
1回分、または数回分ごとに空気を遮断できるジッパー付きの保存用袋に小分けし、そのまま冷凍庫に入れて保管します。
冷凍庫に入れることで豆の酸化の進行を大幅に遅らせることができ、長期間鮮度を保てるようになります。
淹れる際は解凍する必要はなく、凍った状態の豆や粉のまま普段通りにお湯を注いで抽出しても全く問題ありません。
スーパーのコーヒーが専門店レベルに!安くて美味しい一杯を淹れる抽出のコツ
手頃なスーパーの商品でも、自宅でのドリップ方法を少し変えるだけで、驚くほど本格的な一杯に仕上がるはずです。
お金をかけずにすぐに使えるおうちカフェのテクニックを順番に解説します。
- お湯の温度を下げるメリット
- 蒸らし時間による確かな効果
- 茶こしを使った雑味の取り方
沸騰直後ではなく85〜90度の適切なお湯で淹れる
グラグラに沸騰した100度近いお湯でそのままコーヒーを淹れると、えぐみや不要な雑味まで過剰に抽出されてしまう原因に。
少し温度を下げた「85〜90度」程度のお湯を使うのが、コーヒーを美味しく淹れる基本です。
ケトルでお湯を沸かした後、ドリップするための中細口のポットに一度お湯を移し替えるだけで、自然と適温まで下がるのでぜひ試してみてください。
ドリップする際はお湯を注ぐ前に数十秒の蒸らし時間を作る
コーヒーの粉にお湯を注ぐ際、いきなり最後までお湯を入れてしまうのは失敗の原因になります。
初めに、コーヒーの粉全体にお湯が浸透する程度の少量のお湯をそっと注ぎます。
その後、すぐにお湯を足さずに「20秒〜30秒」ほど待って蒸らしの時間を設けるのが一番のポイントです。
この工程を挟むことで、粉からガスが抜けてお湯の通り道ができ、コーヒー本来の成分がしっかりと抽出されるようになります。
茶こしで微粉を取り除いて気になる雑味を抑える
市販のコーヒー粉は、運送時の揺れなどで細かい粉(微粉)が多く発生していることがあるのです。
この微粉がドリッパーの底に詰まることで、抽出に時間がかかって渋みや雑味が前面に出てしまいます。
飲む分量の粉を量った後、ご家庭にある百円均一などの「茶こし」に入れて、軽く振って微粉を落としてみてください。
このひと手間を加えるだけで、コーヒーの味が格段にクリアになり、専門店のようにすっきりとした後味を実現できます。
スーパーのコーヒーに関するよくある質問
安くて手に入りやすい市販のコーヒーに関して、よく寄せられる疑問にお答えします。
毎日のコーヒー選びで後悔しないための知識として参考にしてください。
安いコーヒー豆は美味しくないというのは本当ですか?
安いからといって、必ずしも美味しくないとは限りません。
価格が安い製品は、栽培が容易な品種が多くブレンドされていたり、大口での一括焙煎でコストを抑えたりしているケースが多いです。
複雑なテイストでは高級な豆に劣る部分はありますが、毎日のカフェオレ用にするなど、飲み方や抽出の工夫次第で十分に楽しんでいただけます。
業務スーパーのコーヒー豆との違いはありますか?
業務スーパーで販売されている大容量タイプは、一般的なスーパーよりもさらに安い傾向があります。
一方で、通常のスーパーに置かれている定番品は、日本人好みのクセのないブレンドに調整されており、品質のバラつきが少ないのが強みです。
コスパを極限まで求めるなら業務スーパー、安定した味わいを手軽に楽しみたいなら通常のスーパーの品、という選び分けが人気を集めています。
酸味が苦手な場合、スーパーでどのコーヒーを選べばいいですか?
コーヒーの酸味が苦手な方は、パッケージに「深煎り(ダークロースト)」「フレンチロースト」と記載されているものを選んでください。
また、産地についてはキリマンジャロではなく、ブラジル産やコロンビア産などを選ぶと、酸味が少なく香ばしい苦味を楽しめます。
【まとめ】自分にぴったりの安くて美味しいコーヒーをスーパーで見つけよう
スーパーのコーヒーは手軽に買えるだけでなく、品質が高まっており、コスパに優れたものが豊富に揃っているのも嬉しいところ。
焙煎度合いやブレンドの特徴を少し意識して比較するだけで、自分の好みにぴったりの商品に出会うことができるでしょう。
- パッケージの焙煎度合いを確認する
- 飲み切れる期間なら涼しい場所で、長期間なら冷凍保存する
- 蒸らし時間を作るだけで専門店レベルの味に近づく
買ってきたコーヒーは適切な方法で保存し、抽出する際のお湯の温度や蒸らし時間に気をつけることで、さらに美味しい一杯へと進化するはずです。
今回リストアップした銘柄の中から、自分に最適なお気に入りのアイテムを見つけてみてください。
