本記事では、おうちで本格カフェ気分を味わえるカプチーノの手軽な作り方を解説します。
専用のエスプレッソマシンがなくても、100均のミルクフォーマーなどを活用すれば、きめ細かいふわふわのミルクを楽しめますよ。
忙しい朝でもカフェ気分を味わいたい方や、いつものコーヒータイムを少し贅沢にアレンジしたい方は参考にしてください。
- カプチーノはエスプレッソにスチームドミルクとフォームドミルクを1:1:1の割合で注いだ飲み物である
- カフェラテはミルクの量が多く、マキアートは少量の泡だけを乗せる点で違いがある
- 自宅で作る際は成分無調整牛乳を60℃前後に温めてから泡立てると甘みやコクが出やすい
- 100均のミルクフォーマーを使えば約30秒で弾力のある泡が作れて本格的な味に近づく
カプチーノとは?本場イタリア発祥のエスプレッソと基本的な作り方
カプチーノとは、決してただの泡立てたコーヒーではありません。
濃厚なエスプレッソに温かいミルクとたっぷりの泡を乗せたイタリア発祥のドリンクです。
カプチーノ作りの基本は、ベースとなる深みのあるエスプレッソとしっかり泡立つミルクを用意することです。
しかし、通常のエスプレッソ抽出には専用のマシンが必要になります。
しかし、お家で作る場合は、普段のドリップコーヒーやインスタントコーヒーの粉の量を2倍にするか、お湯を半分にして濃く抽出するだけで代用可能です。
専用マシンを使わなくても手軽に本来の味に近づける点が、おうちカフェならではの魅力といえます。
ここからは、美味しいカプチーノを作るための具体的な手順を解説します。
- 語源はカプチン会修道士が着るフード付きマントの姿に由来
- 専用マシンを使わなくても手軽に本来の味に近づけられる点が魅力
- イタリアでは朝食と一緒に楽しむのが一般的な文化的マナー
語源はカプチン会修道士が着るフード付きマントの姿に由来
「カプチーノ」という名前の由来は、カトリック教会の「カプチン会」という修道会が関わっているという説が有力です。
エスプレッソとミルクが混ざり合った独特の茶色いカラーが、修道士が着ていた茶色いマントの色合いに似ていたからだそうです。
さらには白いミルクの泡が、まるで特徴的なフードのようだったことから名付けられたという面白い逸話も残されています。
マントの服だけでなく、修道士が頭頂部を剃り上げている独特の髪型に似ているため名付けられたという説も存在しますよ。
専用マシンを使わなくても手軽に本来の味に近づけられる点が魅力
本格的なカフェの味は、高額な専用機がなくても家庭にある道具で十分においしい一杯が作れます。
濃いめに抽出したドリップコーヒーなどをエスプレッソの代用品として使うのが手軽な方法です。
あとは牛乳を温めて100均のフォーマーで泡立てるだけで、本来の味わいに大きく近づけるようになりますよ。
自分好みの味わいを追及するのも、大きな楽しみの1つですね。
休日の時間を使っていろいろ試してみるのもぴったりです。
イタリアでは朝食と一緒に楽しむのが一般的な文化的マナー
海外旅行に行った際、夕食後に注文して驚かれた経験はありませんか?
本場イタリアでは、甘いクロワッサン等のペストリーと一緒に朝食のメニューとして飲むのがごく一般的な文化的習慣です。
牛乳がたっぷり入っているため消化に時間がかかると考えられており、午後に飲むのはあまり適さないとされているためです。
現地のお店を訪れる機会があれば、ぜひ朝にオーダーしてみてください。
現地を訪れた際は、ぜひ現地の習慣に合わせてみてください。
日本のカフェでは時間帯を問わず楽しまれていますが、本場の文化を知っておくと少し違った視点で楽しめるスタイルです。
カプチーノと他メニューの違いは?ラテ等との作り方比較
カフェのメニューボードを見て、どれを頼めばいいか迷ったことはありませんか?
似たような他のドリンクがありますが、それぞれ明確な違いがあります。
ここではそれぞれの特徴を詳しく比較してみましょう。
- カフェラテはスチームドミルクの割合が多く表面の泡立ちが少なめ
- カフェマキアートは少量のミルクの泡だけをエスプレッソに乗せた一杯
- フラットホワイトはきめ細かい極薄の泡とエスプレッソが融合した一杯
カフェラテはスチームドミルクの割合が多く表面の泡立ちが少なめ
カフェラテは、ミルク感が強くよりマイルドな味わいが特徴です。
全体のうちおよそ8割が液体状の温かいミルクで構成されており、表面の泡はごく薄い層しかなく、エスプレッソの強烈な苦味が苦手な方でもとても飲みやすい仕上がりになっています。
カプチーノがエスプレッソとミルクと泡を同量にするのに対し、大きくバランスが異なります。
お店によってもこだわりの配合があるので、飲み比べてみるのも楽しいですよ。
カロリーについて気になる方は、カフェラテは太る?原因とカロリーオフな飲み方や選び方を解説もあわせてご覧ください。
カフェマキアートは少量のミルクの泡だけをエスプレッソに乗せた一杯
とにかくコーヒーの強さをダイレクトに感じたいという方にはマキアートが向いています。
エスプレッソの上に大さじ1杯程度のミルクの泡を乗せただけで、マキアートというイタリア語がそのまま由来になっています。
たっぷりのミルクが入っていないため、パンチのある苦味や深いコクを楽しめます。
食後のデザート代わりにゆっくりと味わうのもぴったりです。
甘いシロップがたっぷり入った「キャラメルマキアート」とは別物なので、海外のカフェで注文する際は注意してくださいね。
フラットホワイトはきめ細かい極薄の泡とエスプレッソが融合した一杯
オーストラリア発祥として知られるフラットホワイトは、どのような点が違うのでしょうか?
エスプレッソに合わせるスチームドミルクで、泡の層がとても薄く平ら(フラット)であることが最大の特徴です。
弾力のある厚い泡ではなく、滑らかな質感のミルクが完全に融合しています。
そのためコーヒーの風味をしっかりと感じつつ、口当たりの良いミルクの甘みも堪能できますよ。
カプチーノの基本的な作り方と準備する材料や道具
おうちで美味しい一杯を作るために必要なものを揃えましょう。
基本の材料と道具さえ手元にあれば、どなたでも失敗せずに本格的な味わいを再現できます。
必要な材料と道具の選び方を詳しく見ていきます。
- コーヒー豆は苦味とコクの強い深煎り豆やインスタントを幅広く使用
- 牛乳は成分無調整を選ぶと、コクのある甘みとマイルドな泡立ちに
- ミルクを泡立てるには、100均フォーマーや密閉式の容器が便利
- 保温性が高く丸みを帯びた専用カップを選ぶと本格的な仕上がりに
コーヒー豆は苦味とコクの強い深煎り豆やインスタントを幅広く使用
ベースとなるコーヒーは、どのようなものを選べばよいのでしょうか?
大量のミルクに負けないよう、フレンチローストに代表される深煎りの豆を選ぶのが基本であり、酸味のある浅煎り豆だとコクに風味が消されてぼやけた味わいになってしまいます。
時間がない時はインスタントコーヒーを濃く溶かしたものや、コーヒーメーカーで抽出したドリップコーヒーでも美味しく仕上がりますよ。
牛乳は成分無調整を選ぶと、コクのある甘みとマイルドな泡立ちに
ミルクの泡立ちを左右するのは、実のところ牛乳の選び方だったりします。
脂肪分が3.5%以上の成分無調整牛乳を使うことで、きめ細かい泡とリッチな甘みをもたらします。
低脂肪乳や加工乳はタンパク質や乳脂肪分のバランスが異なるため、どうしても泡が粗くなりがちです。
無調整牛乳を適温に温めることで自然な甘みが一番引き立ち、砂糖なしでも美味しく感じられます。
ミルクを泡立てるには、100均フォーマーや密閉式の容器が便利
エスプレッソマシンの強力なスチーム機能がない場合、ミルクを泡立てる専用の道具が必要になります。
もっとも簡単なのは、100円ショップで手に入る電動の小型ミルクフォーマーを使用する方法です。
温めた牛乳が入ったカップの中で、スイッチを入れ上下に動かすだけで完了します。
手軽に手に入り操作もシンプルなので、初心者でも失敗なくきれいな泡を作れるのがメリットと言えます。
ぜひ試してみてください。
保温性が高く丸みを帯びた専用カップを選ぶと本格的な仕上がりに
せっかくの一杯なら、ぜひカップ選びにもこだわってみてください。
口径が広く底に向かって丸みを帯びた陶器製のボウルカップが最適な形です。
この丸みのおかげで、注いだミルクがカップの中で対流し、コーヒーと綺麗に混ざり合います。
また陶器は保温性が高いため、最後まで温かく美味しい状態をキープしてくれますよ。
見た目から本格気分を味わうためにも、ぜひお気に入りの専用カップを探してみてくださいね。
失敗しないカプチーノの作り方とおうちで試せる3ステップレシピ
それでは、実際に自宅にある道具を使って作ってみましょう。
難しい手順は一切不要で、たった3つのステップを順番に踏むだけで完成します。
自宅のキッチンですぐに試せる3つの工程をまとめました。
-
1
まずは普段より約2倍濃く抽出したコーヒーを大きめのカップに準備
-
2
牛乳を電子レンジで60℃前後に温めてからキメ細かく空気を含ませる
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3
温かいフォームドミルクをコーヒーの中央へ高さを変えながら静かに注ぐ
まずは普段より約2倍濃く抽出したコーヒーを大きめのカップに準備
はじめに行うのは、ベースとなるコーヒー作りです。
ドリップの際は豆の量はそのままに、お湯の量を半分にしてゆっくり抽出してください。
これによって、エスプレッソに近い約2倍の濃さの原液が仕上がります。
それを、あらかじめお湯を入れて温めておいた専用のカップに注いでおきましょう。
牛乳を電子レンジで60℃前後に温めてからキメ細かく空気を含ませる
ミルクの泡立ちを左右するのは、実のところ牛乳の選び方だったりします。
牛乳は冷たすぎても熱すぎてもきれいな泡が作れません。
そのため、60℃前後に温めるのが理想的とされています。
電子レンジを使う場合は、500Wで約1分から1分半ほど加熱すると、ちょうど良い温度に仕上がります。
膜が張ってしまうと泡立ちにくくなるため、温めた後はスプーンなどで軽くかき混ぜておくのが上手に作るコツですね。
牛乳を沸騰させてしまうと、タンパク質が変性してうまく泡立たなくなり特有の臭みも出てしまうので注意が必要です。
温かいフォームドミルクをコーヒーの中央へ高さを変えながら静かに注ぐ
また、温度管理も欠かせないポイントだという点はご存知でしょうか?
カップを少し傾け、まずは低い位置から液状の温かいミルク(スチームドミルク)を静かに注ぎ入れます。
液面が上がってきたら徐々に注ぐ位置を高くし、表面に残った泡をスプーンですくって中央に乗せます。
白と茶色の美しいコントラストができあがれば完成となります。
自宅にいながら最高の一杯をゆっくりと味わってみてください。
本格カプチーノの作り方と編集部おすすめミルクの泡立て方3選
どんな方法が一番綺麗にミルクが泡立つのか、気になったことはありませんか?
うちカフェマイスター編集部で、3つの道具を使って実際に泡立て方の違いを検証してみました。
検証によって得られた具体的な結果を確認します。
- 100均のミルクフォーマーを使えば約30秒の短時間で弾力のある泡が完成
- フタ付きの瓶ボトルに温かい牛乳を入れて強く振るのも選択肢の1つ
- 泡立て器を自分の手で使うと空気を含んだ優しい口当たりの仕上がりに
100均のミルクフォーマーを使えば約30秒の短時間で弾力のある泡が完成
せっかくの一杯なら、ぜひカップ選びにもこだわってみてください。
温めた牛乳を注ぎ、フィルターを上下に小刻みに動かすことで空気を含んで柔らかな泡が生まれます。
専用のミルクパンなどを使えばより本格的で長持ちするフォームドミルクを作ることができます。
ご自身の持っている道具や使いやすさに合わせて、最適な方法を選んでみてください。
フタ付きの瓶ボトルに温かい牛乳を入れて強く振るのも選択肢の1つ
たとえば、専用の道具を買うのは面倒という方には、空き瓶を使う方法がおすすめです。
フタ付きの容器に温めた牛乳を半分ほど入れ、しっかりと30秒ほど振ります。
フォーマーほど細かくはならなかったものの、しっかり空気を含んだ泡ができあがりました。
熱い牛乳が吹き出さないよう、必ずフタをしっかり押さえて振ってくださいね。
とても手軽で洗い物が少ないのも嬉しいポイントです。
泡立て器を自分の手で使うと空気を含んだ優しい口当たりの仕上がりに
料理用の小さなホイッパーでも泡を作れるのでしょうか?
ボウルに温めた牛乳を入れ、手首のスナップを利かせて約1〜2分ほど強く泡立ててみました。
かなり腕が疲れるという難点はありますが、少し粗めで優しい口当たりの泡が作れます。
電源がないアウトドアシーンで楽しむ際には、この方法が重宝するでしょう。
スイーツ感覚で楽しめるカプチーノの作り方とアレンジレシピ
いつもとは違う味が恋しくなった時こそ、アレンジの出番です。
ベーシックな一杯にひと手間加えるだけで、専門店のようなご褒美ドリンクに早変わりします。
いつものカフェタイムを格上げする、とっておきのアレンジアイデアを整理していきます。
- ココアパウダーやピックを使った簡単なラテアートで上品な見た目に
- チョコレートシロップを追加した濃厚なスイーツ風のカフェモカもおすすめ
- 夏の時期はグラスに氷を入れたすっきり冷たいアイスカプチーノにアレンジ
ココアパウダーやピックを使った簡単なラテアートで上品な見た目に
せっかくふわふわの泡を作ったなら、ラテアートに挑戦してみませんか?
真っ白な泡の表面に茶こしで軽く振るだけで、一気に上品な見た目と香りがプラスされます。
この際、ココアやシナモン、和風アレンジとして抹茶パウダーを使うのが定番です。
ピックにチョコソースを付け、泡の表面へ葉っぱを描くアレンジも大人気のアピールポイントになります。
ココアを使ったアレンジの詳細については、コーヒーとココアを混ぜるとどうなる?美味しい黄金比と作り方も好評です。
自宅でおもてなしをする際にも、きっと喜んでもらえるでしょう。
チョコレートシロップを追加した濃厚なスイーツ風のカフェモカもおすすめ
甘いものがお好きな方には、チョコレートの風味を加えたアレンジがぴったりです。
カップの底にチョコレートシロップを大さじ1杯ほど入れてから、コーヒーとミルクを注ぐだけで完了します。
エスプレッソの苦味と濃厚な甘さが絶妙に絡み合い、高級なカフェモカのような味わいに仕上がります。
疲れた日のご褒美や、大切なおやつ代わりとしても大変おすすめできる飲み方ですね。
夏の時期はグラスに氷を入れたすっきり冷たいアイスカプチーノにアレンジ
暑い夏の季節には、さっぱりと飲める冷たいアレンジはいかがでしょうか?
グラスに氷と冷たい牛乳を注ぎ、その上から冷やした濃いめのコーヒーを注ぎ入れましょう。
冷たいままフォーマーで作ったフォームドミルクを最後に乗せれば完成です。
温かいものとはまた違ったスッキリとした喉越しを涼しげに体験できますよ。
カプチーノの作り方に関するよくある質問
カプチーノ作りでつまずきやすい、よくある4つの疑問にお答えします。
エスプレッソマシンがなくても本格的な味は楽しめますか?
ドリップコーヒー等を代用してフォーマーで牛乳を泡立てれば本格的な味わいが楽しめます。
牛乳の代わりに植物性ミルクを使用しても泡立ちますか?
植物性でも泡立てるのも可能であり、綺麗に泡立てる場合はバリスタ専用と書かれたタイプを選ぶのがおすすめです。
カロリーは1杯あたりどのくらいになりますか?
無調整牛乳100ml使用時で約61kcal、コーヒーを含め約70kcalから80kcal前後になります。
ミルクがうまく泡立たずすぐに消えてしまう原因と対策はありますか?
牛乳の温度が高すぎる場合や、乳脂肪分が少ない低脂肪乳を使っている点が主な原因です。
カフェラテやマキアートについても詳しく知りたい場合は、ぜひ関連記事もあわせてご覧ください。
【まとめ】おうちカフェで楽しむカプチーノの手軽な作り方
今回は、自宅で手軽に楽しめるカプチーノの作り方と、美味しいミルクの泡立て方について解説しました。
この手順を覚えれば、毎日のコーヒータイムがグッと豊かなものになりますよ。
- カプチーノはエスプレッソとスチームドミルク、フォームドミルクを同割で合わせた飲み物
- カフェラテはミルクが多く、マキアートは泡だけを乗せるという割合の違いがある
- 自宅で作る際は、約2倍の濃さのコーヒーと成分無調整牛乳を用意する
- 牛乳を60℃前後に温め、100均のミルクフォーマーを使うと綺麗な泡が完成する
- コーヒーとココアパウダーやチョコレートを加えたアレンジも楽しめる
高価な機材がなくても、身近な道具を少し工夫するだけで、本格的なカフェの味に近づけられます。
休日の朝やリラックスしたい午後のひとときに、ぜひご自宅でふわふわミルクのカプチーノ作りに挑戦してみてくださいね。
