カフェミストとラテの違いとは?味や値段から選び方まで、好みの一杯を見つける方法を紹介

カフェミストとラテの違いとは?味や値段から選び方まで、好みの一杯を見つける方法を紹介
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カフェのメニューでよく見かける「カフェミスト」と「カフェラテ」。どちらもミルクを使ったコーヒーとして人気ですが、「この二つ、何が違うの?」と迷うことはありませんか?

名前は似ていても、ベースのコーヒーからミルクの量、泡の質感、そして味わいまで、多くの違いがあるのです。

これらの違いを知っておくと、その日の気分や好みに合わせて自信を持って選べるようになり、いつものコーヒーがもっと味わい深いものになるはず。

この記事では、カフェミストとカフェラテの基本的な違いから、7つの具体的なポイント、気分に合わせた選び方やよくある疑問まで、わかりやすく解説していきます。

目次

カフェミストとラテとは

まず、カフェミストとカフェラテがそれぞれどんな飲み物なのか、基本的なところから見ていきましょう。

この二つの個性を知ることで、好みの一杯を見つけやすくなります。

カフェミストはドリップコーヒーとミルクで優しい味わい

カフェミストは、ドリップコーヒーと温かいスチームミルクをほぼ同じ量で混ぜ、仕上げにふわふわの泡(フォームミルク)を乗せた飲み物です。

スターバックスでは「カフェミスト」という名前ですが、一般的にいう「カフェオレ」と同じものですね。

味わいは「優しい」の一言。ドリップコーヒーの風味とミルクのまろやかさが溶け合い、飲む人をホッとさせてくれるような心地よい温もりが特徴です。

スターバックスではベースのドリップコーヒーが日替わりなので、訪れるたびに新しい味わいのカフェミストに出会えるかもしれません。

ちなみに「ミスト」はイタリア語で「混ぜ合わせた」という意味。スターバックスのネーミングには、イタリアのコーヒー文化への敬意が込められているのですね。

カフェラテはエスプレッソとミルクで濃厚なコク

一方のカフェラテは、濃厚なエスプレッソにたっぷりのスチームミルクを注ぎ、表面に薄くフォームミルクの層を作ったドリンクです。

エスプレッソとミルクの割合は、だいたい1対4くらいが一般的とされています。

「カフェラテ」もイタリア語で、「カッフェ」がコーヒー、「ラッテ」がミルクを意味します。

ミルクが多めですが、ベースのエスプレッソが非常に濃厚なので、コーヒーのしっかりとしたコクと香りが楽しめます。

エスプレッソは専用マシンで圧力をかけて短時間で抽出するため、コーヒー豆の旨みや香りが凝縮された力強い味わいが特徴。

これときめ細かいスチームミルクが合わさることで、カフェラテ特有のクリーミーでリッチな風味が生まれるのです。

美しいラテアートもカフェラテならではの楽しみの一つですね。

泡はカフェミストがふんわりラテはきめ細かい

表面を彩るミルクの泡も、2つのドリンクの印象を左右します。

カフェミストの泡は、一般的に「ふわふわ」とした軽やかでボリュームのある質感が特徴です。この泡が、優しい味わいを一層引き立てているように感じられるでしょう。

対して、カフェラテの泡は「きめ細かい」ベルベットのような質感が特徴です。

「マイクロフォーム」とも呼ばれ、下の液体部分と一体化しやすく、ドリンク全体にクリーミーな口あたりをもたらしてくれます。この泡の質の違いは、ミルクの泡立て方から生まれるのですね。

カフェミストとラテの味から値段まで7つの違い

基本的なことがわかったところで、次に両者の具体的な違いを7つのポイントから詳しく見ていきましょう。

これを頭に入れておけば、もっと自分の好みに合った一杯を選べるようになりますよ。

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特徴カフェミストカフェラテ
ベースコーヒードリップコーヒーエスプレッソ
ミルクの割合(コーヒー:ミルク目安)1:11:4
泡の特徴ふわふわ、厚めきめ細かい、ベルベット状
主な味わいマイルド、優しい濃厚、コクがある
口あたり軽やか、さっぱりクリーミー、まったり
カロリー傾向低め高め
価格傾向やや安価やや高価
提供温度ホットのみホット&アイス

①味はミストがマイルドでラテが濃厚

一番大きな違いは「味」でしょう。

カフェミストはドリップコーヒーベースなので、「さっぱりとした優しい味わい」が特徴です。ミルクと合わさることで非常にマイルドで飲みやすい印象になります。

一方のカフェラテはエスプレッソを使用するため、「濃厚な味わい」が際立ちます。エスプレッソ特有のしっかりとした苦味やコク、芳醇な香りが、たっぷりのミルクと調和しながらも存在感を放ちます。

この味の違いは、ベースとなるコーヒーの淹れ方から来ています。

②口あたりはミストが軽やかでラテがクリーミー

「口あたり」も重要です。

カフェミストは、全体的に「飲み口が軽い」とよく言われます。ドリップコーヒーのすっきり感と、ふんわりとしたフォームミルクが軽快な飲み心地を生み出します。

対照的に、カフェラテは「飲み口は重め」で、「クリーミー」という言葉がぴったりの滑らかな口あたりが特徴です。これはエスプレッソ自体の質感と、きめ細かく泡立てられたスチームミルクによるものでしょう。

③ベースのコーヒーがドリップかエスプレッソか

カフェミストとカフェラテを分ける最も根本的な違いは、ベースとなるコーヒーの種類。カフェミストは「ドリップコーヒー」を使います。

それに対して、カフェラテは「エスプレッソ」をベースに作られます。

エスプレッソは、細かく挽いたコーヒー粉を専用マシンで高温高圧のお湯を短時間で通して抽出する、濃厚なコーヒーのこと。この淹れ方の違いが、最終的なドリンクの個性を決定づけています。

④ミルクの量はラテが多く泡の質も異なる

ミルクの「量」と「泡の質」も、二つを区別する大切なポイントです。

カフェミストはドリップコーヒーとスチームミルクをだいたい「1:1」の割合で合わせるのが一般的。

一方、カフェラテはエスプレッソ「1」に対してスチームミルク「4」くらいと、ミルクの量がぐっと多くなります。

泡の質も、カフェミストは「ふわふわ」、カフェラテは「きめ細かい」ベルベットのようなマイクロフォームで、ラテアートにも適しています。

⑤カロリーと値段はミストが低い傾向

健康を気にする方や毎日コーヒーを楽しむ方にとって、カロリーと値段は気になるところ。

一般的に、カフェミストはカフェラテに比べてカロリーも値段も低い傾向にあります。

カロリーは主に使われるミルクの量が影響し、ミルクの割合が少ないカフェミストはカロリーが抑えめです。

値段も、カフェミストの方が少しお手頃なことが多いようです。

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ドリンクサイズカロリー(kcal)目安本体価格(円)目安
カフェミストShort86~91400
カフェミストTall126~134440
カフェミストGrande165~176485
カフェミストVenti212~225530
スターバックスラテShort146~148419
スターバックスラテTall222459
スターバックスラテGrande283501
スターバックスラテVenti356542

※上記の価格は標準的な税抜き価格を参考に、複数の情報源から代表的なものを記載しています。最新の情報は各店舗でご確認ください。
※スターバックスラテの価格はトールサイズを基準とし、他サイズは一般的な価格差を考慮した推定値を含みます。

どちらのドリンクもミルクの種類を変更することでカロリー調整が可能です。

⑥カフェイン総量はミストが多い場合あり

「エスプレッソは濃いからカフェインも多いはず」と思いがちですが、実は一杯あたりの総カフェイン量で比べると、カフェミストの方がカフェラテよりも多くなることがあります。

理由は、使われるコーヒーの「量」。カフェラテに使うエスプレッソは少量ですが、カフェミストはドリップコーヒーを比較的多く使います。

そのため、総量ではカフェミストの方がカフェインが多くなる場合があるのです。

例えばスターバックスのトールサイズでは、カフェミスト約98mgに対しラテは約64mgというデータもあります。ただし、これはあくまで一例で、お店や豆によって変わります。

⑦提供温度はミストがホットでラテは両方

カフェミストは基本的にホットドリンクとして提供されます。

一方、カフェラテはホットだけでなく、アイスとしても人気があります。

エスプレッソは少量でも風味が凝縮されているため、アイスにも向いているのですね。

ホットドリンクのミルクの温度は、多くのカフェで調整してもらえることがあります。

カフェミストとラテを気分や好みで選ぶポイント

さて、違いがわかったところで、今度は「どんな時にどっちを選べばいいの?」という疑問にお答えしましょう。

コーヒー感を求めるならラテがおすすめ

「今日はしっかりコーヒーの味を楽しみたい!」そんな気分の時には、カフェラテがおすすめです。

エスプレッソベースのカフェラテは、ミルクがたっぷりでもコーヒー本来の力強い風味、苦味、香りが際立ちます。

ミルクの甘みとエスプレッソのキレのある味わいが絶妙なバランスです。

リラックスしたい時はミストがぴったり

「今日はちょっと疲れたな」「ほっと一息つきたいな」という時には、カフェミストがぴったり。

優しい味わいと温かさが、安心感を与えてくれます。

ドリップコーヒーの穏やかな香りはリラックス効果があるとも言われていますし、温かいミルク自体にも心を落ち着かせる効果が期待できます。

ヘルシー志向ならミストがおすすめ

「カロリーや脂質は少し気になるけど、ミルク入りコーヒーが飲みたい…」そんな時には、カフェミストが良いかもしれません。

カフェミストはカフェラテに比べてミルクの使用量が少ないため、一般的にカロリーが低めです。

もちろん、どちらもミルクの種類を変えることでカロリー調整は可能です。

カフェミストとラテのよくある質問

カフェミストとラテについて、よくある質問をQ&A形式でまとめました。

結局カフェインはどっちが多い?

一杯あたりの総カフェイン量は、意外にもカフェミストの方が多い場合があります。

エスプレッソは濃度が高いですが少量。カフェミストはドリップコーヒーを比較的多く使うため、総量で上回ることがあるのです。

カフェインを控えたい場合は、ラテを選ぶか、デカフェで注文するのが良いでしょう。

お店によって値段が違うのはなぜ?

同じドリンクでもお店によって値段が違うのは、主に以下の理由が考えられます。

  1. コーヒー豆の品質と原価
  2. 店舗の運営コスト(家賃、人件費など)
  3. サービス形態(セルフかフルサービスかなど)
  4. ブランド価値や付加価値
  5. お店の規模と仕入れ

これらの要素が絡み合って値段が決まっています。

カフェミストがない店ではどう頼めばいい?

カフェミストはスターバックスでの「カフェオレ」の呼び名なので、多くの場合「カフェオレをください」で通じます。

より確実に伝えるなら「ドリップコーヒーと温かいミルクを半々くらいでお願いします」と説明すると良いでしょう。

甘くしないで飲むならどっちがいい?

甘味料なしで飲む場合、どちらも魅力があります。

  • カフェミスト(無糖):ドリップコーヒーの風味とミルクの自然な甘みがストレートに感じられ、非常に優しい口あたりです。
  • カフェラテ(無糖):エスプレッソの力強い風味とミルクのクリーミーさ、そしてミルク本来の甘みが格別です。

どちらが良いかは気分次第。ぜひ両方試して、お気に入りを見つけてみてください。

【まとめ】カフェミストとラテの違いを知ってお気に入りの一杯を見つけよう

カフェミストとカフェラテの違い、お分かりいただけたでしょうか。最後にポイントをおさらいします。

  • カフェミスト:ドリップコーヒーベース。ミルクと約1:1。泡はふわふわ。マイルドで軽やか。ホットのみ。カフェイン量はラテより多い場合あり。カロリー・値段は比較的低い。
  • カフェラテ:エスプレッソベース。ミルクと約1:4。泡はきめ細かい。濃厚でクリーミー。ホットもアイスも。カフェイン量はミストより少ない場合あり。カロリー・値段は比較的高め。

これらの違いを踏まえ、気分に合わせて選びましょう。

  • しっかりコーヒー感が欲しい時カフェラテ
  • リラックスしたい時、優しい味わいが良い時カフェミスト
  • カロリーを抑えたい時カフェミストが選択肢に。

ぜひ色々試して、自分だけの「最高の選択」を見つけてみてくださいね。

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