自宅で作るアフォガートの簡単な作り方とは?本格アレンジレシピ

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カフェで出てくる「アフォガード」を、自宅のキッチンでも作れたら嬉しいと思いませんか?

バニラアイスとコーヒーさえあれば、たった3分で本格的なアフォガードが完成するのです。

エスプレッソマシンがなくても大丈夫。

ドリップコーヒーやインスタントコーヒーでも、少しの工夫でびっくりするくらい美味しく仕上がります。

この記事では、編集部が実際に3種の市販バニラアイスで作り比べた検証結果も交えながら、失敗しない基本の作り方から上級者向けアレンジまでまとめました。

この記事でわかること
  • アフォガードはイタリア語で「溺れた」を意味するバニラアイスとエスプレッソを使った温冷デザートを指す
  • コーヒーフロートやマキアートとは注ぐ方向(温→冷と冷→温)が根本的に異なる
  • 乳脂肪分8.0%以上の「種類別アイスクリーム」を選ぶと溶けにくく濃厚な味わいになる
  • エスプレッソマシンなしでもドリップ・インスタント・マキネッタで代用可能
  • ハーゲンダッツ・MOW・スーパーカップの3種比較ではハーゲンダッツが最もビターなコーヒーと相性が良い
  • 抹茶・リキュール・オリーブオイルなど6種のアレンジで飽きずに楽しめる
  • 注ぐコーヒー量はアイス全体の3分の1程度(約30ml)が失敗しない黄金比率となる
目次

アフォガード(アフォガート)とは?イタリア生まれの代表的なデザート

アフォガード(イタリア語表記:affogato)は、温かいエスプレッソと冷たいバニラアイスが織りなす絶妙なハーモニーが特徴のイタリア発祥デザートです。

まずはその基本プロフィールを解説します。

アフォガードの基本プロフィール
  • イタリア語で「溺れる」を意味する大人のスイーツ
  • エスプレッソとバニラアイスが織りなす絶妙な温度差
  • カフェに比べて自宅なら1杯約150円から手軽に楽しめる

イタリア語で「溺れる」を意味する大人のスイーツ

「アフォガート」は、イタリア語で「溺れた」を意味する言葉

くわえて、バニラアイスやジェラートに熱々のエスプレッソを注ぐと、白いアイスが茶色のコーヒーの中にゆっくりと沈んでいきます。

その様子がまるで「コーヒーに溺れている」ように見えることから、この名前がつきました。

イタリアではリストランテの食後に出されるドルチェ(デザート)の定番。

甘さと苦味、冷たさと温かさが口の中で同時に広がる、大人向けのスイーツです。

編集部

「アフォガード」「アフォガート」どちらの表記も日本では使われますが、イタリア語に近いのは「アフォガート」です。
ただし日本のカフェでは「アフォガード」が多いため、本記事ではこちらを採用しています。

エスプレッソとバニラアイスが織りなす絶妙な温度差

実際に作ってみると分かりますが、アフォガードの醍醐味は、90℃前後のエスプレッソと−18℃前後のアイスクリームが触れた瞬間に生まれる味の変化にあります。

さらに、注いだ直後はアイスの甘さが勝ち、スプーンですくうごとにコーヒーの苦味が強くなっていく傾向があります。

食べ進めるたびに味わいのグラデーションが変わるのは、温度差があるからこそ。

溶け残りのアイスをすくう最後のひと口まで、飽きることなく楽しめるデザートです。

カフェに比べて自宅なら1杯約150円から手軽に楽しめる

もしカフェでアフォガードを注文すると仮定してみます。

たとえば、1杯500〜800円ほどかかるのが一般的です。

ところが自宅で作ると、市販のバニラアイス(約150円前後)とコーヒー代だけで完成します。

市販の手軽なインスタントコーヒーを使えば1杯あたり10円ほどで済むため、トータル160円程度。

気になる方は、ぜひ一度目を通してみてください。

最初から難しい豆選びにこだわる必要はなく、手頃なコーヒーで十分です。

カフェの3分の1以下のコストで本格的な味わいを楽しめるのは、手軽に作れる自宅ならではの大きな魅力です。

ぜひご自宅でもお試しください。

アフォガード(アフォガート)とコーヒーフロートやマキアートの違い

他のコーヒードリンクと間違えて覚えているケースもよく見られます。

アフォガードとよく混同されがちなのが、コーヒーフロートやマキアートなどのコーヒードリンクです。

それぞれの決定的な違いを解説します。

この章のポイント
  • コーヒーフロートは「冷たいドリンク」にアイスを乗せたもの
  • マキアートは「エスプレッソ」に少量のミルクを注いだドリンク
  • アフォガードは「冷たいアイス」に熱いコーヒーを注ぐデザート

コーヒーフロートは「冷たいドリンク」にアイスを乗せたもの

「コーヒーフロートってどんな飲み物?」と聞かれたら、どう答えますか?

そして、日本の喫茶店でよく見かけるコーヒーフロートは、グラスに注いだ冷たいアイスコーヒーの上にアイスクリームを浮かべた飲み物を指します。

ベースとなるのはあくまで「コーヒー」でアイスはトッピングの役割を担うため、溶ける速度はゆるやかで味の変化も穏やかなのが特徴です。

喫茶店やファミレスの定番メニューとして、日本では昔から親しまれてきました。

マキアートは「エスプレッソ」に少量のミルクを注いだドリンク

ご存知の方も多いはずです。

なお、マキアートはイタリア語で「染みをつけた」という意味の、エスプレッソベースのコーヒードリンクを指します。

濃いエスプレッソの表面に、泡立てたミルク(フォームドミルク)を少量だけ乗せます。

エスプレッソの苦味をしっかり感じたい方向けの飲み物であり、アイスクリームは使いません。

アフォガードとはそもそもカテゴリが異なり、マキアートはあくまで「飲み物」に分類されるという点を押さえておきましょう。

アフォガードは「冷たいアイス」に熱いコーヒーを注ぐデザート

イタリアの食文化でのアフォガートの定義は明確に決まっています。

ここまでの違いを整理してみてください。

項目 アフォガード コーヒーフロート マキアート
ベース 冷たいアイスクリーム 冷たいアイスコーヒー エスプレッソ液
注ぐもの 熱いエスプレッソ なし(アイスを乗せる) 少量のフォームドミルク
温度差 大きい(温→冷) 小さい(冷→冷) 小さい(温→温)
分類 デザート 飲み物 飲み物
発祥 イタリア アメリカ・日本 イタリア

アフォガードだけが「冷たいアイスに熱いコーヒーを注ぐ」デザートである点を覚えておけば、もう迷うことはないはずです。

アフォガートを美味しくする材料選びとおすすめバニラアイス

アフォガードの美味しさは、ベースとなるバニラアイスとコーヒーの選び方で大きく変わります。

自宅で作る際に失敗しないための、最適な材料の選び方を解説します。

この章のポイント
  • 必須となる材料は「バニラアイス」と「コーヒー」の2つのみ
  • 濃厚さを左右する乳脂肪分8.0%以上の「種類別アイスクリーム」

必須となる材料は「バニラアイス」と「コーヒー」の2つのみ

本場の味を再現するために、複雑な材料は一切必要ありません。

用意する素材はたった2つで、バニラアイスクリームと濃いめに淹れたコーヒーのみです。

ジェラート専門店のアイスでなくても、スーパーやコンビニで買える市販品で十分に美味しく楽しめるはず。

コーヒーもエスプレッソが理想的ではあるものの、ドリップやインスタントでも問題ありません。

補足

チョコレートやナッツのトッピングを加えるとさらに華やかになりますが、基本の2材料だけでまずは試してみてください。

濃厚さを左右する乳脂肪分8.0%以上の「種類別アイスクリーム」

自宅で作る場合、日本の食品衛生法では、乳脂肪分8.0%以上の製品だけが「アイスクリーム」と表示できる点を覚えておいて損はありません。

たとえば、購入の際は、パッケージ裏面の「種類別」表示をぜひ確認してみてください。

「アイスクリーム」「アイスミルク」「ラクトアイス」「氷菓」の4区分があり、アフォガードに向いているのは「種類別:アイスクリーム」表記の商品。

種類別名称 乳脂肪分 アフォガード適性
アイスクリーム 8.0%以上 ◎ 濃厚で溶けにくい
アイスミルク 3.0%以上 ○ やや軽め
ラクトアイス 規定なし △ コクが出にくい
氷菓 規定なし × エスプレッソに負ける

乳脂肪分が高いほどコーヒーの苦味に負けない濃厚な甘さが残るため、アイスクリーム規格の商品を選ぶのが鉄板です。

編集部

ラクトアイスでも作れますが、エスプレッソの苦味がダイレクトに勝ってしまい「ただの苦いコーヒー牛乳」に近づきます。
濃いめのアイスを選ぶのがぴったりです。

アフォガートの美味しさを引き立てるグラスや便利な道具

盛り付ける器によって、見た目も味の印象も変わってきます。

わざわざ専用の道具を買い集める必要はありませんが、手持ちのキッチン用品の中から最適なものを選んでください。

推奨されるグラスや道具を順に解説します。

この章のポイント
  • 熱割れを防ぐための耐熱グラスや厚手のティーカップ
  • アイスを食べやすく香りを引き立てる柄の長いスプーン

熱割れを防ぐための耐熱グラスや厚手のティーカップ

グラス選びを間違えた場合、熱いエスプレッソを注いだ瞬間に破損する重大なリスクが伴います。

なぜなら、器の温度差が急激に変化するからです。

薄いガラスのコップだと急激な熱で割れてしまう恐れがあるため、必ず厚みのある耐熱グラスを使用してください。

耐熱ガラスのグラス(ボダムやハリオなど)を持っていればベストですが、なければ厚手のティーカップや陶器のデミタスカップで代用してください。

透明なグラスを使うと、アイスがエスプレッソに溶けていく様子が外側から見えるため映え度はぐっとアップするはずです。

アイスを食べやすく香りを引き立てる柄の長いスプーン

食べる際の快適さも大切なポイントです。

なお、アフォガートを最後まで快適に味わうためには、スプーンの長さが不可欠な役割を果たします。

道具選びにもこだわってみるのもポイントです。

グラスの底に溶けたアイスとコーヒーが混ざり合うため、柄の長いスプーン(パフェスプーンなど)があると最後まですくいやすいのです。

短いティースプーンだと手がグラスの縁に触れてしまい、特に深めのグラスではうまくすくえません。

もし手元にない場合は、アイス用のスプーンやデザートフォークでも十分。

「食べやすさ」を意識するだけで、カフェのような快適な食べ心地に近づけられます。

本格エスプレッソから作る自宅アフォガートの基本の作り方

いよいよ、具体的なレシピの解説をスタートします。

ここからは、実際の手順に沿ってアフォガードを作る行程です。

エスプレッソマシンを持っている方向けの本格的なレシピです。

手順を一つずつ見ていきます。

この章のポイント
  • 器全体を冷凍庫で冷やしておく事前準備
  • ディッシャーで丸くくり抜いたアイスのグラス中央への配置
  • 抽出したてのエスプレッソをアイス周辺へ静かに注ぐ手順

器全体を冷凍庫で冷やしておく事前準備

皆さんは、器の温度調整というひと手間を普段から意識していますか?

見落としがちなポイントがこの「事前冷却」です。

使用するグラスを10〜15分ほど冷凍庫に入れておくだけで、アイスが溶ける速度をかなり遅らせられます。

常温のグラスにアイスを入れると、器の温度でもアイスが溶けてしまうため、エスプレッソを注ぐ前に半分溶けている…という失敗が起きがち。

たったひと手間でカフェのような完成度に近づくので、まずは器を冷やしておくことがおいしさのポイントです。

ディッシャーで丸くくり抜いたアイスのグラス中央への配置

美しい層を作るには、アイスをどこに配置すべきでしょうか?

冷やしたグラスを冷凍庫から取り出したら、バニラアイスを1〜2スクープ、グラスの中央に盛り付けます。

ディッシャー(アイスクリームスクーパー)を使うときれいな球体になり、見た目の完成度が高まります。

ディッシャーがなければ、大きめのスプーンですくっても問題ありません。

ただし、グラスの壁面にアイスを押し付けるのは避けてください。

エスプレッソがアイスの表面全体に触れるよう、なるべく器の中央に配置することで、見栄えの良い出来栄えになります。

抽出したてのエスプレッソをアイス周辺へ静かに注ぐ手順

いよいよ、最も重要な「注ぎ」の工程に入ります。

準備が整ったら、エスプレッソを注いでいきましょう。

失敗しないためのステップをまとめました。

  1. 1

    エスプレッソマシンで約30mlのエスプレッソを抽出する

  2. 2

    抽出後10秒以内に、アイスの「横」からゆっくりと注ぐ

  3. 3

    アイスの上から直接かけず、グラスの内側を伝わせるように注ぐ

  4. 4

    注ぎ終わったら、すぐにスプーンを添えて完成

ここで大切なのは、アイスの真上から勢いよくかけないこと

上からかけるとアイスが崩れて一気に溶けてしまい、温度差を楽しむ時間がほとんどなくなります。

グラスの内側を伝わせながら横から静かに注いで、美しい層が作れるか美しい層が作れるよう、丁寧な作業を心がけましょう。

専用マシンは不要、自宅にある器具で代用するアフォガートの作り方

エスプレッソマシンを持っていない方でも、心配はいりません。

身近な器具を使った3つの代用方法を試してみてください。

それぞれの具体的な手順を解説します。

この章のポイント
  • ドリップコーヒーは通常の半分の湯量で濃いめに抽出する
  • インスタントコーヒーはティースプーン2杯を少量の湯で溶くテクニック
  • フレンチプレスやマキネッタを活用したコーヒーオイルの抽出法

ドリップコーヒーは通常の半分の湯量で濃いめに抽出する

実際に手持ちのドリッパーとペーパーフィルターを使えば、十分に美味しい本格アフォガードを作ることができるでしょう。

手順はとてもシンプルで、いつもの粉量(1杯分10〜12g)に対してお湯を半分の量(約80ml)で抽出するだけです。

通常の倍ほどの濃さになったコーヒーは、エスプレッソのような深い苦味とコクを持ちます。

ゆっくり円を描くように注いで丁寧に蒸らすのが、濃厚なエキスを引き出すポイントです。

豆の選び方

深煎り〜中深煎りのコーヒー豆を選ぶと、アイスの甘さに負けない力強い苦味が出せます。
浅煎りだとフルーティーな酸味が勝ち、アフォガードの味わいとしてはまとまりにくくなります。

インスタントコーヒーはティースプーン2杯を少量の湯で溶くテクニック

もし、専用の器具が何ひとつない場合はどうすればよいのでしょうか?

なお、「器具が何もない」という方には、インスタントコーヒーが役立ちます。

ティースプーン山盛り2杯のインスタントコーヒーを30〜40mlの熱湯で溶かすと、かなり濃いコーヒー液が出来上がります。

通常の1杯分(150〜180ml)に対して使うインスタントを、少量のお湯で溶かしているだけなので特別なテクニックは不要です。

安価な粉末タイプは苦味が尖りやすいため、フリーズドライ製法を選んだほうが雑味のない仕上がりになります。

フレンチプレスやマキネッタを活用したコーヒーオイルの抽出法

もしフレンチプレスやマキネッタ(直火式エスプレッソメーカー)を持っているなら、これらが最も本格的な代用手段となります。

フレンチプレスはペーパーフィルターを通さないため、コーヒー豆の油分がそのまま液体に残るのがポイントであり、このオイル感がアイスクリームの乳脂肪と混ざり合うと、舌触りがなめらかで奥行きのある味わいに変わります。

マキネッタなら約1.5気圧で抽出できるため、ドリップよりもずっと濃く、エスプレッソに近い風味をぜひ試してみてください。

編集部

個人的にはマキネッタで淹れたアフォガードが一番のお気に入りです。
エスプレッソほど尖らず、ドリップよりもしっかりとした苦味が出るので、ちょうどいいバランスに落ち着きます。

3種の市販バニラアイスで作るアフォガートの味わいの違いを検証

忙しい朝でもカフェ気分を味わいたい方や、手軽に本格デザートを楽しみたい方にとって気になるのは「結局どのアイスが一番合うの?」という点ですよね。

そこで編集部では、スーパーで手に入る代表的なバニラアイス3種(ハーゲンダッツ・MOW・エッセルスーパーカップ)を使い、同じ条件で比較してみました。

結果を順に見ていきます。

この章のポイント

市販バニラアイス3種類を用いて、エスプレッソに対する溶けにくさや味のバランスを検証しました。

それぞれ以下の表をご覧ください。

項目 ハーゲンダッツ バニラ MOW バニラ エッセルスーパーカップ 超バニラ
容量 110ml 140ml 200ml
カロリー 244kcal 221kcal 374kcal
種類別 アイスクリーム アイスクリーム ラクトアイス
溶けにくさ
コーヒーとの相性 ◎ ビターと好相性 ◎ ミルク感が活きる ○ あっさり系
価格帯 約350円 約180円 約150円

ハーゲンダッツ(バニラ)は溶けにくくビターなコーヒーと好相性

検証結果のトップバッターである定番のハーゲンダッツは、今回検証した3種のなかで最も高い溶けにくさを発揮してくれました。

乳脂肪分が高くアイス自体の密度が詰まっているため、エスプレッソを注いでも形が崩れにくいのが印象的でした。

食べ進めるうちにアイスの甘さとコーヒーの苦味が少しずつ混ざり合い、最後はほろ苦いコーヒーアイスのような味わいに変化していく様子を楽しんでください。

MOW(バニラ)は際立つミルク感とまろやかな後味

もしミルク感を重視するなら、MOWがぴったりです。

こちらのアイスクリームはミルクテイストがとても際立っており、滑らかな舌触りが特徴となっています。

ハーゲンダッツよりもやわらかく、エスプレッソを注いだ瞬間にふわっと溶け始めるため、ミルキーなコーヒーアイスにすぐ変化していきます。

苦味と甘味のコントラストよりも、まろやかな一体感を求める方にはこちらがぴったり。

価格も約180円と手頃なので、日常的に作るならコスパ面でも優れた一択です。

エッセルスーパーカップ(超バニラ)はあっさりとした仕上がりに

200mlの大容量で約150円というコスパの良さは魅力的ではないでしょうか?

ただし、種類別は「ラクトアイス」であり乳脂肪分で比べるとアイスクリーム規格の2種とは異なります。

エスプレッソを注ぐとかなり早く溶けてしまい、液体状のコーヒーミルクのような仕上がりになりやすい傾向が見られました。

あっさりとした味わいが好みの方には合いますが、しっかりした温度差と食感の対比を楽しみたいなら、アイスクリーム規格のものを選ぶのが向いています。

アフォガートの美味しさを倍増させる絶品アレンジ6選

基本の作り方に慣れてきたら、トッピングやソースを変えて新しい味わいに挑戦してみてください。

シナモンを振ったりホイップクリームを添えたりするだけでも、よりコク深いデザートに変化するでしょう。

ここからは、自宅で手軽に試せる6つの絶品アレンジレシピを解説していきますね。

この章のポイント
  • 抹茶パウダーやほうじ茶を活用した和風アフォガード
  • アマレットやカルーアを数滴垂らす大人向けリキュールアレンジ
  • カカオニブや砕いたナッツを加えたパフェ風の食感カスタマイズ
  • カラメルソースと岩塩をまぶす塩キャラメルスイーツ
  • オリーブオイルと黒コショウで引き立てるイタリアンバール流
  • 濃いめに煮出したアールグレイやほうじ茶で代用するティーアフォガード

抹茶パウダーやほうじ茶を活用した和風アフォガード

抹茶とエスプレッソの相性とは、どちらも「苦味」が主役という共通点があります。

バニラアイスの上に抹茶パウダーを小さじ1/2ほど振りかけてからエスプレッソを注ぐと和風アフォガードの完成です。

これだけで和テイストのアフォガードに早変わりするでしょう。

抹茶のほろ苦さとコーヒーの苦味が意外なほどよく合い、京都のカフェで出てきそうな上品な味わいになります。

さらに黒蜜を少量かけます。

すると甘さのアクセントが加わり、和スイーツ好きにはたまらない組み合わせになるはず。

アマレットやカルーアを数滴垂らす大人向けリキュールアレンジ

大人の夜に楽しむなら、リキュールをほんの数滴加えるだけで格別のデザートに生まれ変わるため、まずはアマレットから試してみてはいかがでしょうか?

可能なら、エスプレッソにアマレット(アーモンドリキュール)を小さじ1ほど混ぜてからアイスに注いでみてください

クセのないカルーア(コーヒーリキュール)を使ってもコーヒー感が増して、相性が抜群です。

アルコールに関する注意

リキュールを加えたアフォガードにはアルコールが含まれます。
妊娠中の方、未成年の方、運転予定のある方は飲用を控えてください。

カカオニブや砕いたナッツを加えたパフェ風の食感カスタマイズ

アフォガードに物足りなさを感じるなら、それは「食感」の不足が原因です。

カカオニブやローストしたアーモンドを粗く砕いてトッピングすると、一気にパフェ風に変わります。

さらに、カリッとした食感がアイスのなめらかさと好対照を生み、口の中で楽しい噛み応えが加わります。

こうしたカスタマイズは見た目も華やかになるので、おもてなしの一品にも向いています。

カラメルソースと岩塩をまぶす塩キャラメルスイーツ

塩キャラメルとエスプレッソの相性の良さは特別であり、パリのパティスリーなどでも見かける人気の組み合わせとして知られています。

エスプレッソを注いだ後に市販のカラメルソースを線描きし、仕上げにフルール・ド・セルや岩塩をひとつまみ振りかけるだけ。

また、はちみつ(蜂蜜)や細かく刻んだオレンジピールで上品なアクセントを加えるのもぴったりです。

塩味がキャラメルの甘さとコーヒーの苦味を引き締め、一口ごとに複雑な味わいが広がります。

オリーブオイルと黒コショウで引き立てるイタリアンバール流

上質なエクストラバージンオリーブオイルを小さじ1/2ほど回しかけ、挽きたての黒コショウをひと振りする食べ方も、現地イタリアのバールでは広く親しまれています。

オリーブオイルのフルーティーな香りがエスプレッソのアロマと重なり、黒コショウのスパイシーさがアイスの甘さを引き締めます。

「デザート×スパイス」という日本ではあまり馴染みのない組み合わせですが、一度試してみる価値はあるはずです。

濃いめに煮出したアールグレイやほうじ茶で代用するティーアフォガード

コーヒーが苦手な方でも、アイデア次第でアフォガードは十分に楽しめます。

熱いお茶を応用した、茶葉を濃いめに煮出したアールグレイやほうじ茶で代用するティーアフォガードはいかがでしょうか?

アールグレイのベルガモットの香りとバニラアイスの組み合わせは、紅茶好きならすぐに気に入るはず。

ほうじ茶で作る場合は香ばしさがアクセントになり、和菓子のような素朴な甘さが楽しめます。

ティーバッグ1つに対してお湯40ml程度で濃いめに出すと、アイスに負けない風味を引き出せるはずです。

アフォガートが溶ける原因と失敗しない3つのコツ

「なんだか美味しくできなかった…」という声の多くは、共通した原因に行き着きます。

以下の3点を押さえれば、安定して美味しいアフォガードが作れるようになります。

具体的なコツをここから解説します。

この章のポイント
  • アイスがすぐに溶ける原因は注ぐコーヒー液量の多さ
  • グラス冷却による味の劣化を防ぐ工夫と素早く食べるコツ
  • カフェのようなSNS映えを狙う透明グラスでの高低差の出し方

アイスがすぐに溶ける原因は注ぐコーヒー液量の多さ

最もありがちな失敗は、コーヒーの量が多すぎてアイスが一瞬で溶けてしまうこと。

たっぷりのコーヒーをかけると美味しいと思いやすいものの、実際には逆効果。

アイス1スクープ(約60g)に対して、注ぐコーヒーは30ml前後が黄金比率です。

多くても50mlまでに抑えれば、アイスは程よく溶けつつ形を残すため、温度差の変化をじっくり楽しめます。

アイスが溶けすぎない推奨コーヒー量

コーヒーの量は約30mlが適量です

グラス冷却による味の劣化を防ぐ工夫と素早く食べるコツ

前述の通り、グラスをあらかじめ冷凍庫で冷やしておくことは必須です。

加えて、作ったら素早く食べ始めることも忘れてはいけない大切なポイント。

なぜなら、アフォガードは「出来立ての3分間」が最も美味しい時間帯となるからです。

写真や動画の撮影に時間をかけすぎると食べ頃を逃してしまいかねません。

撮影は30秒以内に済ませ、すぐにスプーンを手に取ってください。

カフェのようなSNS映えを狙う透明グラスでの高低差の出し方

見た目の美しさにもこだわりたい場合は、グラスの形状を工夫してみてください。

おしゃれな背の高い耐熱グラスを使うことで「高低差」が生まれ、映え度は大きくアップするのです。

試しに底にアイスを入れ、上からエスプレッソを注ぐと、白と茶色のコントラストが縦にきれいに広がります。

仕上げにミントの葉やココアパウダーをひと振りすれば、SNSに載せたくなるビジュアルが完成するでしょう。

撮影のコツ

自然光が入る窓辺で、やや斜め45度の角度から撮影すると、エスプレッソがアイスに染み込んでいく様子がきれいに写ります。
木製のトレーやリネンクロスの上に乗せると、カフェのような雰囲気を満喫できるはずです。

アフォガード(アフォガート)の作り方に関するよくある質問

自宅で作るにあたって、多くの方が気になる疑問点をまとめました。

とくに表記の違いや、カフェインレスでの対応方法など、4つの疑問点にお答えしましょう。

Q

「アフォガード」と「アフォガート」はどちらの表記が正しい?

A

結論から言うと、どちらも日本語の表記ゆれであり明確な正解はありません

イタリア語のアッフォガートに近い発音は「アフォガート」ですが、日本のカフェチェーンやレシピサイトでは「アフォガード」の表記が多く使われています。

検索エンジンでもどちらのキーワードでもヒットするため、伝わりやすい方を使えば問題ありません。

Q

妊娠中や子どもでも食べられるカフェインレスでの作り方は?

A

代用として代用としてデカフェ(カフェインレス)のコーヒー豆やインスタントコーヒーを使えば、カフェインをほぼ含まないアフォガードが作れます。

なお、妊娠中や授乳中でカフェインの過剰摂取が気になる方は、食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A 厚生労働省も参考にしながら、無理のない範囲で楽しんでみてください。

また、前述のティーアフォガード(アールグレイ・ほうじ茶など)も選択肢になります。

ただし完全にカフェインゼロにしたい場合は、ルイボスティーやカフェインレス紅茶の使用が向いています。

Q

バニラアイス以外のフレーバー(チョコレート等)でも合う?

A

一例としてチョコレートアイスとエスプレッソを合わせると、ほぼモカのようなリッチな味わいになります。

抹茶アイスやストロベリーアイスでも作れますが、コーヒーのビター感との相性を考えると、バニラかチョコレートが最も安定した組み合わせです。

フルーツ系のアイスはコーヒーの苦味と喧嘩しやすいため、ティーアフォガードにする方がまとまりやすくなります。

Q

アフォガード1杯あたりのカロリー目安はどのくらい?

A

基本的なカロリーとは、使用するアイスクリームによって大きく異なります

ハーゲンダッツ バニラ(110ml)を使った場合は約244kcalです。

MOW バニラ(140ml)なら約221kcal、スーパーカップ(200ml)なら約374kcalが目安です。

1スクープ分(約半量)を使うアフォガードなら、おおむね120〜190kcal前後と考えてください。

エスプレッソ自体のカロリーは30mlで約2kcalのため、ほぼアイスのカロリーがそのまま1杯分に該当します。

【まとめ】アフォガードは自宅で手軽に楽しめるご褒美デザート

バニラアイスとコーヒーだけで作れるアフォガードは、自宅カフェの定番メニューにぴったりな一品です。

この記事のポイントまとめ
  • イタリア語で「溺れた」を意味する温冷デザートで、コーヒーフロートとは構造が異なる
  • 乳脂肪分8.0%以上のアイスクリーム規格を選ぶと溶けにくく濃厚な味わいになる
  • エスプレッソがなくても濃いめドリップやインスタントで十分代用可能
  • 注ぐコーヒーはアイスの1/3程度(約30ml)が溶けすぎない黄金比率
  • グラスの事前冷却と素早い準備が本格的な完成へのコツ
  • 抹茶・リキュール・オリーブオイルなどアレンジの幅は無限大
編集部

まずは、冷凍庫のアイスと家にあるコーヒーで手軽に試してみてください。
一度作ると、「これほど簡単でこれほど美味しいの?」とリピートしたくなるはずです。

クリーミーなカフェオレなどとは異なる、アフォガードならではの特別な時間をぜひ体験してみてください。

✍ この記事を書いた人

うちカフェマイスター編集部

おうちで手軽に楽しめるコーヒーの情報を発信中。豆選びや淹れ方、健康との付き合い方まで幅広くお届けします。

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