休日の午後、カフェで味わうアフォガートを自宅でも楽しみたいと思ったことはありませんか?
アフォガートは、コーヒーとアイスクリームの2つだけで作れるシンプルなデザートです。
エスプレッソマシンがなくても、ドリップコーヒーやインスタントコーヒーで十分においしく仕上がります。
この記事では自宅で本格アフォガートを作るための全手順を、抽出方法の比較からアレンジレシピまでまとめました。
おうちカフェで特別なひとときを過ごしたい方は、ぜひ参考にしてください。
- バニラアイスと濃いめコーヒーだけで自宅アフォガートが1杯約150円で作れる
- エスプレッソマシンなしでもドリップ・マキネッタ・インスタントで代用可能
- 乳脂肪分15%のアイスが溶けにくくコーヒーとの相性が一番良い
- アマレットやほうじ茶を使えば7種類以上のアレンジが楽しめる
- コーヒー量をアイスの半分以下に抑えると溶けすぎを防げる
アフォガートとは?イタリア生まれの”溺れる”デザート
アフォガートはイタリア発祥のデザートで、冷たいアイスクリームに熱いエスプレッソを注いで食べるのが特徴です。
名前の由来から自宅で作るメリットまで、順に解説します。
- イタリア語で「溺れた」を意味する大人のスイーツ
- カフェでは1杯600〜800円、自宅なら約150円で楽しめる
- エスプレッソ以外のコーヒーでも代用できる
イタリア語で「溺れた」を意味する大人のスイーツ
アフォガートはイタリア語で「溺れた」という意味を持つデザートです。
バニラアイスクリームが熱いエスプレッソに「溺れる」ように沈んでいく様子から、この名前がつきました。
イタリアでは古くからカフェやレストランのデザートメニューとして親しまれています。
食後の定番スイーツとして世界中に広まりました。
日本では「アフォガード」と表記されることもありますが、イタリア語に近いのは「アフォガート」です。
affogatoはイタリア語で「溺れた」を意味するデザートです。
バニラアイスまたはジェラートに、淹れたてのエスプレッソを注いで食べます。
イタリアではレストランのドルチェに分類されます。
カフェでは1杯600〜800円、自宅なら約150円で楽しめる
カフェチェーンやイタリアンレストランでアフォガートを注文すると、1杯あたり600〜800円程度が相場です。
一方で自宅で作れば材料費はぐっと抑えられます。
| 項目 | カフェ | 自宅 |
|---|---|---|
| アイスクリーム | 含む | 約90〜190円(スーパーカップ〜ハーゲンダッツの半量相当) |
| コーヒー | 含む | 約30〜70円(豆代) |
| 合計 | 600〜800円 | 約120〜260円 |
自宅アフォガートなら1杯あたり約150〜260円で、カフェ価格の3〜5分の1ほどに抑えられます。
週に2回作っても月1,200〜2,000円ほどです。
カフェに通うよりも経済的で、トッピングやアレンジも自由自在なのが自宅で作る嬉しいところ。
エスプレッソ以外のコーヒーでも代用できる
「エスプレッソマシンがないから作れない」と思っている方もいるのではないでしょうか?
ドリップコーヒーやインスタントコーヒーでもアフォガートは十分においしく作れます。
ポイントは「通常より濃いめに抽出すること」で、湯量を半分にするだけで濃厚な仕上がりに。
マキネッタやフレンチプレスを使えば、エスプレッソにかなり近い味わいも出せるのです。
抽出方法ごとの比較はこの後で詳しくお伝えします。
自宅でアフォガートを作るための材料と道具
「アフォガートに必要な材料は?」と聞かれたら、答えはアイスクリームとコーヒーの2つだけ。
キッチンにあるもので十分に作れるので、特別な道具をわざわざ買い足す必要はありません。
それぞれの選び方を確認していきましょう。
- 必要な材料はアイスクリームとコーヒーの2つだけ
- バニラアイスは乳脂肪分12%以上を選ぶと濃厚に仕上がる
- グラスは耐熱タイプを使うと割れずに安心
- あると便利な道具一覧(スプーン・ソーサー・計量カップ)
必要な材料はアイスクリームとコーヒーの2つだけ
アフォガートの材料はとてもシンプルです。
バニラアイスクリーム(60〜80g)と、濃いめに淹れたホットコーヒー(30〜50ml)だけで作れます。
あれこれ揃える必要がないため、思い立ったらすぐに取りかかれるのがアフォガートの良さ。
コーヒーはエスプレッソが本来の形ですが、ドリップやインスタントでも問題ありません。
アイスクリームはバニラが定番ですが、チョコレートや抹茶、ジェラートなど好みのフレーバーでも楽しめます。
バニラアイスは乳脂肪分12%以上を選ぶと濃厚に仕上がる
見落としがちなのが「種類別」の表記。
乳脂肪分の違いで仕上がりの味と溶けるスピードが大きく変わります。
| 種類別 | 乳脂肪分 | 特徴 |
|---|---|---|
| アイスクリーム | 8%以上 | ミルク感が強く濃厚 |
| アイスミルク | 3%以上 | やや軽めで溶けやすい |
| ラクトアイス | ─ | 植物性脂肪が主でさっぱり |
日本アイスクリーム協会の統計データでも分類されているとおり、アイスクリームは乳固形分15%以上・乳脂肪分8%以上を含むものを指します。
ハーゲンダッツのように乳脂肪分15%のアイスクリームはコーヒーをかけても溶けにくく、ビターな苦味との相性が抜群。
スーパーカップのようなラクトアイスでも作れますが、溶けるのが早いため手早く食べるのがコツです。
初めて作る方は、まずアイスクリームの表示で「種類別:アイスクリーム」と書かれたものを選んでみてください。
グラスは耐熱タイプを使うと割れずに安心
冷たいアイスの上に熱いコーヒーを注ぐため、急な温度差でグラスが割れるリスクがあります。
耐熱ガラス製のグラスやマグカップを使えば温度差を気にせず安心して作れます。
透明な耐熱グラスだと、アイスがコーヒーに「溺れる」様子が目でも楽しめるのでおすすめ。
陶器のコーヒーカップや小さめの深皿でも代用できます。
あると便利な道具一覧(スプーン・ソーサー・計量カップ)
アフォガートを作るのに特殊な器具は不要ですが、以下のアイテムがあると便利です。
- デザートスプーン(小ぶりなもの)
- ソーサーやプレート(コーヒーが溢れた時のため)
- 計量カップ(コーヒーを30〜50mlに調整するため)
- アイスクリームディッシャー(きれいに盛れる)
特にコーヒーの量を計量するのは大切なポイントです。
多すぎるとアイスが溶けきってしまいますし、少なすぎると味が物足りなくなります。
アフォガートの作り方を自宅で3ステップで解説
アフォガートの作り方はとてもシンプルで、所要時間はわずか5分ほど。
3つのステップを押さえるだけで本格的な味わいが楽しめます。
それぞれの手順とコツを確認していきましょう。
- アイスクリームを器に盛りつける(事前に冷凍庫で固めておく)
- コーヒーを濃いめに抽出する(湯量は通常の半分が目安)
- 熱々のコーヒーをアイスにゆっくりと注いで完成
- アイスクリームを器に盛りつける
- コーヒーを濃いめに抽出する
- 熱々のコーヒーをアイスにゆっくりと注ぐ
アイスクリームを器に盛りつける(事前に冷凍庫で固めておく)
アフォガートで味の決め手になるのはアイスの「固さ」です。
冷凍庫から出したばかりのカチカチの状態がベスト。
食べる直前まで冷凍庫に入れておき、盛りつけたらすぐにコーヒーを注ぐのがおいしく作るコツです。
室温に15分も出しておくと表面が溶け始め、コーヒーを注いだ瞬間にドロドロになってしまいます。
器も事前に冷蔵庫で冷やしておくと、アイスの溶けるスピードをさらに遅らせることができるでしょう。
コーヒーを濃いめに抽出する(湯量は通常の半分が目安)
バニラアイスの甘さに負けないよう、コーヒーは通常の2倍ほどの濃さで淹れましょう。
ドリップコーヒーなら粉の量はそのまま(1杯分約10g)で、注ぐお湯を80〜100mlに減らすのが手軽な方法。
抽出量の目安は30〜50ml程度です。
エスプレッソの1ショットが約30mlなので、それと同じくらいの量を目指してください。
コーヒーは必ず淹れたての熱い状態で使いましょう。
冷めたコーヒーだとアイスとの温度差が小さくなり、独特のクリーミーな溶け合いが生まれません。
熱々のコーヒーをアイスにゆっくりと注いで完成
淹れたてのコーヒーをアイスクリームの上から、ゆっくりと円を描くように注ぎます。
一気にドバッとかけてしまうとアイスがすぐに溶けて「スープ状」になりがち。
少しずつ注ぎながらアイスが溶けていく様子を楽しむのが、アフォガートの醍醐味です。
最初はアイスの冷たさとコーヒーの苦味がはっきり分かれます。
スプーンですくって混ぜると甘さと苦味が一体になり、この味の変化こそが「溺れるデザート」と呼ばれる理由。
エスプレッソなしでも自宅でアフォガートを作る方法4選
「エスプレッソがないと本格的にならないのでは?」と心配する方もいるでしょう。
自宅にある道具でも十分にコクのあるアフォガート用コーヒーを抽出できます。
- ドリップコーヒーは粉を増やして濃いめに淹れるのがコツ
- マキネッタならエスプレッソに近い濃厚な仕上がりになる
- フレンチプレスは粗挽きで4分抽出するとオイル感が出る
- インスタントコーヒーは少量の湯で溶いて時短で完成
それぞれの違いを比較してみましょう。
| 抽出方法 | 味の特徴 | 手軽さ | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| ドリップコーヒー | すっきり・キレがある | ★★★★★ | 初心者向け |
| マキネッタ | 濃厚・エスプレッソに近い | ★★★☆☆ | 本格派向け |
| フレンチプレス | オイル感・まろやか | ★★★★☆ | コク重視の方 |
| インスタント | 手早い・安定した味 | ★★★★★ | 時短したい方 |
それぞれの淹れ方のコツを確認しましょう。
ドリップコーヒーは粉を増やして濃いめに淹れるのがコツ
多くの家庭にあるのがドリップ器具でしょう。
普段の淹れ方を少しアレンジするだけで、アフォガートにぴったりの濃さが出せます。
コーヒー粉の量はそのまま(1杯分約10g)で注ぐお湯を80〜100mlに減らすと、クリアでビターな濃いめコーヒーが完成。
深煎りや中深煎りの豆を選ぶと苦味がしっかり立ち、バニラアイスの甘さとの対比がはっきりと楽しめます。
浅煎りだと酸味が前に出てしまい、アイスとの相性がいまひとつになることも。
アフォガートの豆選びでは焙煎度が深いものがおすすめです。
マキネッタならエスプレッソに近い濃厚さが出せる
イタリアの家庭に欠かせないマキネッタ。
直火式で手軽に濃厚なコーヒーが淹れられる抽出器具です。
約1.5気圧の蒸気で抽出するため、ドリップよりも濃厚でエスプレッソに近い味わいが出ます。
3カップ用のマキネッタなら1回で約90〜120mlのモカコーヒーが淹れられるのです。
そこから30〜50mlだけアイスにかければ、カフェに近い本格アフォガートの完成。
マキネッタは4,000〜7,000円程度で購入できます。
アフォガート以外にもカフェラテやカフェオレのベースとして使えるので、おうちカフェを日常的に楽しむ方なら持っておいて損はありません。
フレンチプレスは粗挽きで4分抽出するとオイル感が出る
フレンチプレスの特徴は、金属フィルターでコーヒーオイルがそのままカップに入ること。
ペーパーフィルターでは味わえない、まろやかなコクが加わります。
粗挽きの深煎りコーヒー豆を15g使い、お湯100mlで4分間抽出するとアフォガート向きの濃いめコーヒーに仕上がります。
ドリップよりもとろみがあり、アイスと混ざった時のクリーミーな口当たりが格別。
ただし微粉が底に残るため、気になる方はゆっくり注いでください。
インスタントコーヒーは少量の湯で溶くだけで時短
「今すぐ作りたい」という時に一番手軽なのがインスタントコーヒーです。
スプーン2杯(約4g)を大さじ2杯分(約30ml)の熱湯で溶くだけで、アフォガート用の濃いめコーヒーが完成します。
溶かす湯の量を少なくするほど濃縮度が上がり、エスプレッソに近い風味になるのです。
フリーズドライタイプのインスタントコーヒーなら香りも飛びにくく、アフォガートに向いています。
編集部が自宅でアフォガートを3種類のアイスで作り比べた結果
「どのアイスが一番おいしいのか」は気になるところ。
編集部で3種類のアイスを使いアフォガートを作り比べました。
- ハーゲンダッツ(乳脂肪分15%)は溶けにくくビターな味わいと好相性
- スーパーカップ(乳脂肪分控えめ)はあっさりで飲み物に近い仕上がり
- ジェラート(イタリア式)は口溶けが早く本場の味に最も近い
コーヒーは統一して、ドリップで淹れた濃いめの深煎りブレンド(約40ml)を使用。
結果を比較テーブルでお伝えします。
| アイス | 乳脂肪分 | 溶けるスピード | コーヒーとの味わい |
|---|---|---|---|
| ハーゲンダッツ バニラ | 約15% | ゆっくり(約3分) | ビターな苦味と濃厚な甘さが好バランス |
| 明治エッセルスーパーカップ | ─(ラクトアイス・植物性脂肪主体) | やや速い(約2分) | あっさりめで飲み物のような仕上がり |
| イタリアンジェラート(市販) | 約4〜8% | 速い(約1分半) | なめらかで口溶けがよく本場に近い |
それぞれの味わいを解説します。
ハーゲンダッツ(乳脂肪分15%)は溶けにくくビターな味わいと好相性
編集部の中で一番人気だったのがハーゲンダッツのバニラでした。
乳脂肪分が約15%と高いため、熱いコーヒーをかけてもすぐには溶けません。
スプーンですくうたびに甘さと苦味の比率が変わっていく「味の移ろい」を楽しめるのが魅力です。
ミルクの濃厚さがコーヒーのビターな風味に負けず、最後までアイスの存在感が残るのが印象的でした。
価格は1個あたり約373円(税込)ですが、ミニカップ1つで2回分のアフォガートが作れます。
1杯あたり約190円+コーヒー代で済む計算。
スーパーカップ(乳脂肪分控えめ)はあっさりで飲み物に近い仕上がり
コストパフォーマンスで選ぶなら、明治エッセルスーパーカップもアリ。
1個約170円前後で購入でき、容量も200mlとたっぷりです。
溶けるスピードはハーゲンダッツより速く、コーヒーを注いで1〜2分ほどでかなりクリーミーな液状になりました。
「デザート」というよりは「スイーツドリンク」に近い仕上がりで、スプーンよりもストローで飲みたくなる味わいです。
暑い日のおやつとして氷を足し、アイスコーヒー風にアレンジするのも良いでしょう。
ジェラート(イタリア式)は口溶けが早く本場の味に最も近い
イタリア式のジェラートは乳脂肪分が4〜8%と低めで、空気含有量も少ないのが特徴。
口に入れた瞬間にすっと溶けるなめらかさがあり、コーヒーと混ざった時の一体感は3種類のなかで最も自然でした。
「本場イタリアのバールで食べているような感覚に一番近い」というのが編集部の共通した感想。
デパ地下やジェラート専門店で購入できますが、1カップ400〜600円程度とやや高め。
特別な日のご褒美アフォガートにぴったりです。
自宅アフォガートをもっと楽しむアレンジレシピ7選
「いつものアフォガートに飽きてきた……」そんなときは、トッピングやベースの飲み物を変えるだけでまったく違うデザートに変身します。
コーヒー以外を使えば、まったく違う味わいのアフォガートが生まれるのも魅力。
いろいろ試して、お気に入りの一杯を探してみましょう。
- アマレットを小さじ1杯加えるとナッツの香りが広がる大人味
- ほうじ茶ラテ×バニラアイスで和風アフォガートに変身
- 抹茶パウダーをふりかけると見た目も味も格上げ
- チョコレートソースとカカオニブで贅沢パフェ風になる
- はちみつ+シナモンでスパイシーな秋冬向きアレンジ
- オレンジピールを添えるとイタリアンバール風の仕上がりに
- コーヒーゼリーを入れれば食感までダブルで楽しめる
アマレットを小さじ1杯加えるとナッツの香りが広がる大人味
イタリアのアーモンドリキュール「アマレット」を、小さじ1杯だけエスプレッソに混ぜてから注ぎます。
ほんのりとした甘い香りとナッツの風味がバニラアイスと絶妙に合わさり、食後のご褒美にぴったりの一品。
アルコール度数が気になる場合は、熱いコーヒーに混ぜると香りが穏やかになるので、アルコールが気になる方はコーヒーの量を少し増やして試してみてください。
カルーアやフランジェリコなど、別のリキュールで試してみるのも楽しいでしょう。
ほうじ茶ラテ×バニラアイスで和風アフォガートに変身
コーヒーが苦手な方にもおすすめなのが、濃いめのほうじ茶を使ったアレンジ。
カフェインが少なめの和風アフォガートに仕上がります。
ほうじ茶の香ばしさとバニラアイスのミルク感がマッチして、どこか懐かしい穏やかな味わいに仕上がるのが特徴。
ほうじ茶パウダーをお湯で溶いても良いですし、茶葉から濃いめに煮出してもOKです。
黒蜜やきな粉をトッピングすると、さらに和テイストが深まるのでお試しください。
抹茶パウダーをふりかけると見た目も味も格上げ
基本のアフォガートに抹茶パウダーを小さじ半分ほどふりかけるだけの手軽なアレンジです。
コーヒーの苦味に抹茶のほろ苦さが加わり、奥行きのある大人っぽい味わいになります。
見た目も鮮やかなグリーンが映えるため、SNS用の写真撮影にも向いているでしょう。
抹茶アイスに変更してダブル抹茶にするのも試す価値アリ。
チョコレートソースとカカオニブで贅沢パフェ風に
チョコレートソースでグラスの内側をぐるりと飾り、アイスとコーヒーの順に注ぎます。
仕上げにカカオニブを散らせば、カリカリの食感と苦味が加わってカフェのパフェのような贅沢感。
カカオニブの代わりに刻んだダークチョコレートでも代用できます。
ホイップクリームをのせれば見た目の豪華さもぐっと増します。
チョコレート好きにはたまらないアレンジ。
はちみつ+シナモンでスパイシーな秋冬向きアレンジもおすすめ
肌寒い季節にはちみつとシナモンパウダーをプラスしたアレンジが合います。
はちみつのまろやかな甘さにシナモンの温かみある香りが加わり、ホットコーヒーの風味をいっそう引き立ててくれるのです。
はちみつは小さじ1杯をコーヒーに溶かしてから注ぐと、全体にまんべんなく行き渡って自然な甘みに。
シナモンスティックをグラスに添えると、カフェのような見た目にも仕上がります。
オレンジピールを添えればイタリアンバール風に
イタリアのバール(カフェ)で定番なのが、エスプレッソにオレンジピールの香りを添えるスタイル。
オレンジの皮をグラスの縁にひと擦りするだけで、柑橘のさわやかな香りがコーヒーと調和して上品に仕上がるのが特徴。
ドライオレンジのスライスを1枚飾ると、おしゃれ度がさらにアップします。
レモンピールでも似た効果がありますが、オレンジの方がバニラとの相性が良いです。
コーヒーゼリーを入れれば食感までダブルで楽しめる
グラスの底にコーヒーゼリーを敷き、その上にアイスを盛ってからエスプレッソを注ぐアレンジです。
ぷるぷるのゼリーと溶けかけのアイス、それに熱いコーヒーが重なった3層構造がスプーンですくうたびに違う食感を生み出します。
コーヒーゼリーは市販のカップゼリーを使えば手間もかかりません。
夏場のおやつとして、氷を足してさらに冷たくするのも試してみてください。
どのアレンジでもビスコッティやラスクを添えると、食感にアクセントが生まれてカフェ気分がさらに高まるでしょう。
自宅アフォガートの作り方で失敗しない3つのコツ
「作ってみたけど、ただのコーヒー牛乳になってしまった……」という失敗はよくあること。
少しの工夫で仕上がりが格段に変わるので、3つのポイントを押さえておきましょう。
- アイスが溶けすぎる原因はコーヒーの量が多すぎること
- 味が薄いと感じたらコーヒーの濃度を1.5倍にしてみる
- SNS映えする盛り付けは透明グラス+高さを出すのがポイント
アイスが溶けすぎる原因はコーヒーの量が多すぎること
「アイスが全部溶けてドリンクになってしまった」——これがアフォガートで最も多い失敗パターン。
コーヒーの量はアイスの半分以下(約30〜50ml)に抑えると、最後までスプーンですくえる状態が保てます。
アイス60gに対してコーヒー30mlなら、ちょうど良いバランス。
また、アイスを事前に冷凍庫でしっかり固めておくことと、耐熱グラスも冷やしておくことが大切。
この2点を押さえれば溶けるスピードがかなり変わるでしょう。
味が薄いと感じたらコーヒーの濃度を1.5倍にしてみる
「コーヒーの味がアイスに負けて、甘いだけのデザートになった」という声もよく聞きます。
原因はコーヒーの濃度不足。
通常の淹れ方だとアイスの甘さを打ち消すほどの苦味が出ません。
コーヒー粉の量を1.5倍にするか、湯量を通常の3分の2に減らしてみてください。
深煎りの豆を選ぶのも有効です。
焙煎度が深いほど苦味とコクが強くなり、アイスの甘さとのコントラストがはっきり出ます。
SNS映えする盛り付けは透明グラス+高さを出すのがポイント
せっかく自宅で作るなら、見た目もおしゃれに仕上げたいもの。
透明な耐熱グラスに背の高いアイスのスクープを盛り、コーヒーが溶け出す「層」を見せるのが映えるコツ。
仕上げにカカオニブやナッツを散らしたり、ミントの葉やオレンジピールを添えたりすると、カフェメニューのような写真が撮れます。
テーブルにクロスやウッドプレートを敷くと、背景まで含めた「おうちカフェ空間」を楽しめるでしょう。
アフォガートの作り方に関するよくある質問
自宅でアフォガートを作る際によく寄せられる5つの疑問にQ&A形式でお答えします。
アフォガートとアフォガードはどちらが正しいですか?
イタリア語に近いのは「アフォガート」です。日本語では「アフォガード」も広く使われていますが、語源に忠実な表記は「アフォガート」になります。どちらでも意味は通じます。
子どもでも食べられますか?
コーヒーにはカフェインが含まれるため、小さなお子さんには注意が必要です。カフェインレスコーヒーやデカフェを使えば安心して食べられます。ほうじ茶やココアで代用するアレンジもおすすめです。
作り置きや冷蔵保存はできますか?
作りたてを食べるのが基本です。時間が経つとアイスが溶けきり、味の変化が楽しめません。コーヒーだけ先に淹れて冷蔵し、食べる直前にレンジで温め直せば時短できます。
カロリーはどのくらいですか?
バニラアイス60gで約130kcal、コーヒー30mlで約1kcal。基本の1杯は約130〜150kcalです。トッピングを加えても200kcal前後で、ケーキより控えめ。
コーヒー以外で作ることもできますか?
はい、ほうじ茶・紅茶・抹茶・ココア・チャイなど温かい飲み物であればアレンジ可能です。カフェインを控えたい方にはルイボスティーも向いています。
【まとめ】アフォガートは自宅で手軽に作れるご褒美デザート
アフォガートはたった2つの材料で5分あれば完成する、おうちカフェにぴったりのデザート。
エスプレッソマシンがなくても、ドリップやインスタントコーヒーで十分に本格的な味わいが楽しめます。
忙しい毎日のなかで、自分だけのアフォガートを作る時間は小さなご褒美になるはず。
- アフォガートはイタリア生まれの「溺れる」デザートで材料は2つだけ
- 乳脂肪分15%のバニラアイスはコーヒーの苦味と最も好相性
- エスプレッソマシンなしでもドリップの湯量を半分にすれば十分な濃さが出る
- コーヒー量はアイスの半分以下(30〜50ml)に抑えると溶けすぎを防げる
- アマレットやほうじ茶でアレンジすれば飽きずに楽しめる
- 1杯あたり約150円でカフェの5分の1のコスト
まずは冷凍庫のバニラアイスと、濃いめに淹れたコーヒーで試してみてください。
きっと「こんなに簡単でおいしいのか」と驚くはずです。
おうちカフェのコーヒーフィルターの選び方もあわせてお読みください。
